阪神・高橋遥人 1位村上の防御率と0・12差「食らいついてきた」投手3冠射程圏 30日先発

 30日のヤクルト戦(甲子園)に先発予定の阪神・高橋遥人投手(30)が27日、甲子園での投手指名練習に参加。現在、最多勝と最高勝率のタイトルをほぼ確実としている左腕は、後輩の村上頌樹投手(28)と争う最優秀防御率も射程圏内に捉えている。左腕はチームのために腕を振りながら、3冠も目指していく。

 日に日に近づくXデー。30日のヤクルト戦に先発予定の高橋は「結構前から、そういうの(マジック)は気になるところではあった。いつもと変わらずですけど、最近は勝ちを意識してる」と率直な思いを語った。

 前回、23日のヤクルト戦(神宮)では自身5年ぶりに中5日での先発となったが、6回1失点の力投で15勝目。最多勝と最高勝率のタイトルを確実なものとしていた。それでも「内容は微妙だったし、ボールも微妙だった。本当にみんなのおかげ」と満足した様子は見せない。

 シーズン残りの登板は1回か2回。投手3冠に向けて、ライバルはチーム内にいる。現在、防御率は1・97の2位で、その上には1・85の村上がトップに君臨している。「普通に村上が最強なんで。ずっとそれは言ってる」と、いつも通り後輩に尊敬の念を抱く一方で「自分の中では精いっぱいだけど、これでも食らいついてきた。頑張ってるかなと思います」と手応えを感じている部分もある。

 ゼロを並べていけば、見えてくる村上の背中。ただ、なによりもチームが最優先だ。「試合を作るのが最低限(の仕事)。チームが勝てるように頑張りたいです」と、自らの役割を果たすことに集中している。

 ゴールテープは見えてきた。自身初の開幕ローテ入りから、シーズン完走も目前。その中での優勝争いに「想像はできなかったし、うまくいきすぎ感もあるけど、ここまで投げられているのは、頑張ってきてよかった」と充実感を漂わせた。

 この日は甲子園での投手指名練習に参加。曇天の下、キャッチボールやランニングメニューで調整した。勝てば2003年の井川慶以来となる16勝で、ドラフト入団の左腕では江夏豊を含め球団では3人目となる。最高の景色まであと少し。高橋は充実のシーズンを最高の形で締めくくる。

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