阪神・森下 復活の猛打賞!中野のバットでチーム61イニングぶり適時打「モノにできて良かった」7連敗もM減って14
「阪神1-4中日」(15日、甲子園球場)
阪神は同一カード3連敗を含む7連敗を喫した。もがき苦しむ虎に一筋の光を差したのは森下翔太外野手(26)だ。初回に自身の14打席ぶり安打を放ってから3打席連続安打。五回の3安打目はチーム61イニングぶりの適時打となり、34イニングぶりの得点をもたらした。打線は7試合ぶりに2桁安打を放つなど連敗脱出へ少しずつ上向いている。この日も巨人が敗れ優勝マジックは「14」に減った。リーグ連覇へ虎は着実に前進している。
空から落ちる雨粒が大きくなった頃、甲子園に久々の大歓声が響いた。苦しい7連敗にあって、心の火は燃え続けている。森下が“目覚め”の猛打賞。何度も潮目を変えてきた男が、気迫を見せた。
ようやく“呪縛”を解いたのは、1点を追う五回だ。柳に対し、先頭・近本が右前打で出塁し、中野が犠打を決めて1死二塁。猛虎らしい流れでチャンスをつくると、背番号1が打席へ向かった。「イニングが始まる前からチャンスで回ってくるイメージを持ちながら準備していた」。フルカウントから、外角高め直球を逆方向へはじき返すと、雄叫びを上げながら右拳を握った。近本が生還し、一時同点となるタイムリーに。一塁上でパンッと手をたたき、もう一度吠えた。
チーム61イニングぶりとなる本塁打以外での適時打を記録し「モノにできて良かった」と森下。この一打で、実に34イニングぶりとなる得点をスコアボードに刻んだ。藤川監督も「あの形で1点というところですけどね」と話しつつ「森下が良い活躍をしてくれましたね」と称えた。
苦境を打破するべく、変化を加えた。試合前、中野に「貸してください」とバットを拝借。すると初回、2ボールからの外角低め直球を左前に運び、9日・広島戦(甲子園)で今季33号を放って以来、14打席ぶりとなるHランプをともした。さらに三回2死では初球の直球を捉えて中前打をマーク。8月23日・DeNA戦(横浜)以来、今季11度目となる3安打と気を吐いた。
若き主砲の奮闘も実らずチームはこの日も暗いトンネルから抜け出せなかった。それでも、2位・巨人が敗れたためゲーム差は0・5のままとなり、優勝マジックは一つ減って「14」となった。 1日の休養を挟むと、広島、DeNAと聖地で5連戦、さらに神宮球場へ舞台を移してヤクルトと2連戦とタイトな日程が続く。かねて甲子園では「広い球場なので、そこまで大きいのを狙わずに、まずは自分のスイングをしようかなと思います」と話していた森下。「次も打てるように頑張ります」。そのバットで灯した光を目印に、頂点への再進撃を図る。
野球スコア速報
