阪神・藤川監督 連敗で巨人2・5差接近 連覇へ試練も「常に前向きに。変わらずやり続けること」マジック2日連続「18」停滞

 「阪神1-4DeNA」(6日、甲子園球場)

 七回裏終了後のことだ。4万人超が集まった甲子園球場に大きなため息が響き渡った。バックスクリーンの大型ビジョンに掲示された他球場の結果。巨人が広島に勝利した直後だった。阪神は直接対決の3連勝で最大5ゲーム差としていたが、再びジワリ、ジワリと迫られ2・5差。痛恨連敗で優勝マジックは「18」のままだ。

 先発・大竹が初回からピンチを背負う投球。なんとか1死三塁をしのいだが、続く二回に4安打で3点を失った。三回にも無死一、二塁とピンチを招き、藤川監督も早々とタオルを投げざるを得なかった。「攻略されましたね」と語り、三回での継投の意図を説明した。

 「仕掛けられていたので、こちらも手を打たなければいけない。もちろん天気のこともありましたが、相手が上回っているように見えましたね」

 日曜日の試合は6月21日のDeNA戦から11連勝中だった。甲子園に限っても8勝1敗。序盤の継投策に出ることで反撃態勢を明確に示した。直後の四回には4番・佐藤輝の35号。九回にも1死二、三塁とし、本塁打なら同点の見せ場をつくったが、あと1本が出なかった。9月に入って2勝3敗。正念場を迎える。

 阪神優位は変わらないが今季、甲子園では24勝23敗1分けと五分の成績で推移。シーズン残り21試合のうち、本拠地で14試合が組まれる。8日からは広島との3連戦。今季の対戦成績も9勝8敗1分けと競った戦いが続いている。球団史上初のリーグ連覇に向け最大の試練か。指揮官は泰然自若としている。

 「本当に、ここまでも同じ日々でしたからね。常に前向きにやり続ける、と。必ずこういう時もありますから。変わらずやり続けることですね」

 監督就任時から掲げるのは「凡事徹底」だった。この日、試合前練習では早出練習を指示。風向きが変わりつつある甲子園で、細心の注意を払った準備を行った。「ゲームは常に生きていますからね。火曜日からまた新しいゲームが始まる。変わらずやっていくことですね」と藤川監督。チームを結束させ、一丸野球でゴールに向かうだけだ。

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