阪神 KKコンビ投げれば16連勝 木下火消し→回またぎ&工藤盤石3人斬り9セーブ目
「ヤクルト4-7阪神」(3日、神宮球場)
つながれたバトンに仲間の思いを感じた。流れは手放さず、むしろ自軍に引き寄せる。阪神・木下里都投手は2点差に詰め寄られた七回2死で登板。「いつもより力が入りました」とサンタナに対して初球から直球を4球続けた。カウント2-2から最後はフォークで空振り三振。左翼席から歓声が上がる中、表情一つ変えることなくベンチに戻った。
七回は及川が1点を失い、2死から長岡に二塁打を浴びたところで自身の出番が訪れた。同時に心は高ぶっていた。「オヨ(及川)にはいつも助けてもらうこともある。中継ぎはチームですし、そういうこともあるので僕が助けてやれればなと思って。気持ちで押していけて良かった」と普段以上に力が入った理由を明かす。2点差のまま攻撃を退け、勝利への道筋を明るく照らした。
「気持ちを切り替えて」臨んだ八回は古賀、オスナを凡退させるなど無失点。8月13日・巨人戦以来の回またぎで役目を遂行した。これで12試合連続無失点。今や猛虎のブルペンに欠かせぬ存在となった成長株は「大事な場面を任せていただいて、ゼロでいけるようにいつも心がけて投げている。これからもしっかりゼロで続けていけるように」と残り試合に視線を向けた。
後を受けた工藤泰成投手も付け入る隙を与えなかった。1死から赤羽の2球目にはボールになるも161キロをマーク。最後は空振り三振を奪い、並木は160キロ直球で一ゴロに料理した。「悪くなかったんじゃないかなと思います」と投球に対して及第点の自己評価。今季9セーブ目となり、2桁セーブに王手をかけた。
これで木下、工藤がそろって登板すればチームは7月16日・中日戦から16連勝。長丁場のペナントレースを通して描く、著しい成長曲線は鉄壁ブルペン陣の象徴だ。「投手陣、野手陣、一丸となって戦っていきます」と木下が意気込めば、工藤は「本当にいつも通り一試合一試合、丁寧にやっていきます」と呼応。いざ、歓喜の秋へ。虎の“KKコンビ”が堂々とマウンドに君臨していく。
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