阪神・近本 ダメ押し4号3ラン 離脱乗り越え8年連続100安打へマルチ前進 残り25試合で23安打

 「ヤクルト2-6阪神」(1日、神宮球場)

 4点差での勝利を思えば、この男の一発には大きな価値が宿った。阪神・近本が捉えた白球は、打った瞬間にそれと分かる4号3ラン。「得点につながって良かった」と淡々と振り返ったが、今季最長タイの5連勝に大きく貢献する一撃になった。

 3点優勢の七回1死一、二塁の好機。2球で追い込まれたが、簡単には終わらない。3球連続ファウルなどを挟み、8球目に来た内角高め直球を振り抜いた。右翼ポール際への本塁打に、左翼席のファンはお祭り騒ぎ。「いい形でつないでもらったので、自分も後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。粘って追加点につながったので良かった」とうなずいた。

 一発は8月28日・巨人戦での先頭打者弾以来3試合ぶり。初回先頭では右翼へ二塁打を放ち、今季の安打数は77安打となった。8月は25試合で35本の快音を響かせ、ヒットメーカーとしての本領を発揮している。残り25試合。吉田義男が持つ入団から8年連続100安打の球団記録が現実味を帯びてきた。

 本塁打数で昨年の数に並ぶも「そこは気にすることなく、チームの勝利に貢献できるようにやっているだけ」と意に介さなかった。これで近本が本塁打を打てば、チームは昨年4月2日から7連勝。力強い足取りで9月戦線を駆け抜けていく。

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