【中田良弘氏の眼】阪神・大竹は完璧な投球 攻撃にいいリズムをもたらした 七回にドリスを登板はチームとして非常に大きい
「阪神4-1巨人」(29日、甲子園球場)
阪神が巨人に快勝して、優勝へのマジックナンバー「23」を点灯させた。四回に坂本誠志郎捕手(32)が先制の左前適時打を放つなど2点を奪うと、五回には大山の適時打で加点。先発の大竹は6回3安打無失点で5勝目。2位・巨人とのゲーム差は3・5に。伝統の一戦では2007年以来19年ぶりの6連勝で2リーグ分立後は最長タイ記録となった。また、七回には森下が赤星から左手首付近に死球を受けて負傷交代するアクシデントもあった。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「大竹は完璧な投球。攻撃にいいリズムをもたらした」と指摘した。
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大竹は完璧な投球だった。持ち味である緩急をうまく使い、巨人打線に的を絞らせなかった。雨が降る中、六回まで球数少なく無四球でテンポ良くイニングを進めて、攻撃にいいリズムをもたらした。
いつものようにゴロアウトが多かったが、この日は“跳ねた”ゴロが特に多かった。これは打者がバットの下っ面で打っているから、打球が“跳ねた”当たりになる。大竹が変化球でうまく打者のタイミングを外している証拠だ。変化球で巨人打線を翻弄(ほんろう)し、ストレートでもしっかり差し込んでいた。初回のダルベックの右前打も少し詰まった当たりだったし、凡打でも捉えられたという打球はほとんどなかった。
七回にドリスを登板させられるようになったことはチームとして非常に大きい。木下と工藤に八、九回を任せられるようになり、比較的楽な場面で登場できる。年齢的なことを考えると、無理をさせずに登板間隔を空けながら投げさせられる。残り27試合。ブルペンに“余裕”ができたことは、今後の優勝争いを優位に進められるだろう。
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