阪神・佐藤輝 初回V弾!森下と1差28号「いいバッティングができた」驚異の週間5発、日曜得意打率・414

 「広島1-8阪神」(16日、マツダスタジアム)

 日曜日に輝きを放つ姿が頼もしい。阪神は佐藤輝明内野手(27)が初回2死一塁でバックスクリーンへ28号2ラン。同一カード3連敗を阻止する快勝を導いた。日曜日は自身の曜日別で本塁打数と打率がトップの成績で、チームとしてもこれで9連勝。2位・巨人とのゲーム差は2のままで、最短での優勝マジック点灯は20日となった。

 厚い雲に覆われた広島の空に、豪快なアーチをかけた。佐藤輝は会心の当たりにスタンドインを確信。白球を見つめながら、ゆっくりと走り出した。

 「先制点がほしい試合だったので、いいバッティングができてよかったです。チームとしても大きかったですね」

 一振りで仕留めた。初回2死一塁の場面で、森のツーシームを完璧に捉えた。高々と舞い上がった打球は、センターバックスクリーンに飛び込む28号2ラン。連敗中のチームに大きな先制点をもたらした。

 この週は首位攻防となった巨人戦での1試合2発など、6試合で5本塁打と大暴れ。リーグトップを走る森下に1本差に迫った。チームメートではあるが、ライバルになっている後輩の背中は、もう目前。ただ、矢印はあくまで自分に向いている。「僕は自分の数字に集中して、やれることをやりたい」と表情を引き締めた。

 3点リードの八回には、先頭で左中間への二塁打を放ち、チャンスメーク。貴重な追加点を呼び込んだ。この日もマルチ安打を記録し、日曜日は打率・414、7本塁打。曜日別で、最も高い数字を残している。主砲の成績と比例するように、チームは日曜日に9連勝で、今季16勝4敗1分けと無類の強さを誇っている。

 進化の止まらないシーズンになっている。一番の魅力であるホームランはもちろん、今季はここまで打率・315と高アベレージをキープ。試合前の打撃練習で動画を撮影するなど、間近で携わっている横山アナリストも成長を肌で感じていた。

 「打球速度が上がっているのはもちろんですけど、今年は再現性が高い。(バットの)芯に近いところで当たることが、これまでより増えています」

 急にパワーがついたわけではない。持っているものを、高い確率で生かせる段階に進んでいるという。本人も「技術が上がっていると思う」と手応えを感じている。

 佐藤輝の活躍もあり、連敗を2でストップ。今季はいまだに同一リーグで3連敗以上がなく、カード第3戦はこれで12連勝となった。2位・巨人とのゲーム差も2をキープ。「(連敗ストップも)大きかったですよ。また(18日からの)京セラでも頑張りたいです」。勢いに乗る虎の主砲は、誰にも止められない。

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