阪神・佐藤輝「これ、いつのですか?オープン戦ぐらいでしょ?」と瞬時に判別 150号の裏に1年目から積み上げた日々の細かい試行錯誤

 「巨人1-5阪神」(12日、東京ドーム)

 空中戦で圧倒し、宿敵に今季最大タイの2差をつけた。初回に先制打を放った阪神・佐藤輝明内野手(27)が三回に25号、七回に26号とソロ2発で通算150号をマークした。27歳4カ月での到達は掛布雅之の25歳1カ月に次ぐ、球団2位の年少記録。さらに28号を打った森下翔太外野手(25)と初の2試合連続アベック弾で、1985年掛布&岡田彰布以来となる球団生え抜きの“25発コンビ”が誕生した。チームは3連勝で今季の巨人戦12勝目となり、同カード勝ち越しに王手をかけた。

  ◇  ◇

 ある企画原稿のため、昨年と今年の打撃フォームを連続写真で自己分析してもらった時のことだった。「これ、いつのですか?オープン戦ぐらいでしょ?」。カメラマンから送られてきたものを見せたが、いつの写真かは確認していなかった。

 後日、カメラマンに聞くとオープン戦の時だと判明。昨季は597打席に立っているのに、「絶対、最初の方ですよね」とシーズン前の写真だと瞬時に判別したのだ。その理由も明確だった。「去年もシーズン中でいろいろ変えたりしてるんですよ。去年だけでも全然違いますよ」。日々、細かい部分まで試行錯誤しているからこそ、打撃フォームを見ただけで時期がわかったのだ。

 今季はワーストでも3試合連続無安打。口癖のように「準備」と言い、常日頃から自身やメジャーリーガーの動画をチェックしている。大事な伝統の一戦で2試合連発&1試合2発。球団史上2番目の若さで通算150号を放ったのは、恵まれた体格と能力だけではない。1年目から積み上げた努力が、ここまでの選手へと突き上げた。(デイリースポーツ・今西大翔)

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