阪神 九回2死からまさか逆転負け 藤川監督「今まで、しっかりやってきていましたから」3失点ドリス責めず
「阪神2-3中日」(7日、京セラドーム大阪)
勝利目前の最終回に、球場が悲鳴に包まれた。阪神は必勝リレーで逃げ切りを図った中、九回2死からまさかの逆転負け。抑えのドリスが3失点と踏ん張れなかったが、藤川監督は「今まで、しっかりやってきていましたからね」と責めることはなかった。
2点リードの九回に大暗転した。先頭・福永からの連打と細川への四球で無死満塁。1死後、石川昂の内野ゴロの間に1点を献上するも、あと1死に迫った。しかし2死二、三塁から代打・阿部に左翼フェンス直撃の二塁打を浴びて試合をひっくり返された。約2週間ぶりのホームゲーム。京セラドームは歓喜の六甲おろしではなく、ファンのため息で充満した。
ドリスの失点は7月11日・ヤクルト戦以来9戦ぶり。3敗目を喫した守護神は「あきらめることなく、いつも上を向いてやりたいと常に思っている。“今日はそういう日だったな”と思う」と敗戦を潔く受け止めた。1点差の惜敗だったが、追加点を取りきれなかった展開も終盤に響いた。
初回に幸先良く2点を先制するも、二回以降は高橋宏に1安打投球。今季3戦3勝と好相性を誇っていた相手右腕から、完全に主導権を握れなかった。六回は先頭・近本がアブレウから四球を選ぶも、中野がフルカウントから空振り三振。スタートを切っていた近本の二盗も失敗に終わり“三振ゲッツー”で好機の芽がしぼんだ。
指揮官は「年間(を通して試合を)やっていると全部が全部、きちっと取れることもないと思いますから。明日また、どういうゲームにできるかというところですから」と視線を上げた。
3度目のベンチスタートとなった大山については「人工芝(の球場)が続きますから」と疲労を考慮しての起用だと説明した。2位・巨人も敗れたため、1ゲーム差は変わらず首位はキープ。「しっかりとチームを一つにして明日に向かう、ということですね」と藤川監督。ナイン一丸で勝利だけを追い求めていく。
◆九回2死からの悪夢… 九回2死までリードしており勝利まで残り1アウトの状況から逆転負けしたのは、最近では7月24日・巨人戦(甲子園)で、この試合の先発も才木だった。状況はスコア1-0で迎えた九回2死三塁のピンチから完封勝利を目指した才木がダルペックを2ストライクに追い込むも逆転2ランを被弾。直後の九回の攻撃で味方打線が同点に追いついたが、延長十回に再び巨人に勝ち越しを許し、そのままチームは敗戦した。
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