阪神・下村 リハビリ期間の苦悩「辛いとかもあんまり周りには言えなかった」SGL初登板「歓声、拍手。鳥肌が立ちました」【独占インタビュー】
後半戦こそ初勝利!阪神・下村海翔投手(24)が30日、デイリースポーツの独占インタビューに応じ、7月2日・中日戦(甲子園)のプロ初登板からここまで3試合を振り返った。1軍で手ごわいと感じた打者やバッテリーを組む坂本からの助言を明かすとともに、1軍で投げられる喜び、リハビリ期間の苦悩を吐露した。次回は8月2日・ヤクルト戦(神宮)に先発予定。後半戦初勝利をつかみ取り、ローテの一角としてチームに貢献していく意気込みだ。
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-現在の肘の状態は。
「試合に投げられるようになったので手術は成功だと思いますし、再建した靱帯もきれいなので状態はいいとは思います。手術はしているので、痛みとは別で違和感みたいなものはゼロではない。左腕と比べた時に自分の肘じゃないなみたいな。たまに感じる時はあるんですけど、手術した人はみんな通るものだと聞いています」
-肘の違和感が投球に影響することはあるか。
「それがあるからといって打たれた時の言い訳にはしたくないです。試合に復帰しているってことは試合に臨める状態まで上がってきているっていうことなので。打たれたら自分の実力ですし、それを言い訳の材料にしたくはないです」
-手術からの2年という期間は長く感じたか。
「学生時代も手術をして1年ぐらい投げられなかった期間がありました。大学生なので、学校で授業があって野球以外のところに目を向けられる時間っていうのが多かったです。プロ野球選手は野球でお金を稼がせてもらっているので、それができないのがしんどかった。でも自分で選んだことなので、弱音とかは簡単に吐けないし、辛いとかもあんまり周りには言えなかった。一人で辛い時期はありましたけど、自分が選んだことだからしょうがないと思って、踏ん張っていました」
-自分を見つめ直すきっかけにもなった。
「もちろん、その2年間を無駄にはしたくなかったので、感情が上下して、モチベーションを保てない時もありました。先が見えないのでいつまでリハビリかわからない。そんな中、できる限り無駄にしないようにと思っていろんなことに取り組んだ。もちろん焦りみたいなものはありましたけど、本当に一日一日を無駄にしないように。毎日やることが一緒なので飽きるし、しんどいし、面白くない。なんとかモチベーションを見いだしてやっていました」
-SGLに来ていたファンへの思いも。
「来てくださるファンの人はいつも温かい言葉をかけてくれていたので、『頑張れ』とか『待っているよ』とか、そういう声が多かったので、励みになったし、感謝しかないです」
-印象に残っている言葉や声援は。
「SGLで初めてマウンド上がって、名前がコールされた時の歓声、拍手です。今まで僕も試合は見ていましたが、どの試合よりも、球場が沸いた。2年間投げてないのにあんなに楽しみにしてくれていた人がいたことがうれしかった。あの日はダメな結果でしたけど、SGLの初登板はめちゃくちゃうれしかったです。鳥肌が立ちました」
