阪神・藤川監督「グラウンド上では熱いけど、離れれば新たに前向きに進むのが野球の素晴らしさ」 熱い口調で共闘呼びかけ 大山への死球で広島と一触即発
「広島2-4阪神」(19日、マツダスタジアム)
阪神は逆転勝ちで首位堅守。4カード連続勝ち越しを決めた。
同点の八回、この回からマウンドに上がったハーンから2死一、三塁の好機をつくると、打席には4番・佐藤輝。前日18日の試合ではあわや死球という内角へのブラッシュボールに珍しく怒りの表情を見せる一幕もあった因縁の対決で左中間を真っ二つに破る決勝の2点二塁打を放った。
ただ、続く大山がハーンから死球を受け、両軍がベンチを飛び出し、一触即発ムード。警告試合が宣告された。
試合後、藤川監督は2点ビハインドを全員ではね返し、結束力が高まるような1勝を「今日のゲームは自分の中ではベストゲームかなというふうに思いますね」と表現した。
大山への死球では両軍がベンチから飛び出した。「確かに両チームと言いますか、死球も多かったけれど。本当のことを言えば、野球界をいかに長く残していけるかが実は今、一番問われているところがある。戦いはするんだけれども、新井監督も広島のコーチの方々もそうだし、僕らも選手としてやってきましたから。本当の気持ちは野球界をこれから先に残していきたい気持ちが一番強いですから」と胸の内を明かした。
「グラウンド上では戦いはしますけれども、本当に一番やらなければいけないのは、野球を残していくという。そういう時期に来ていますから。グラウンド上では熱いけれども、グラウンドを離れれば、みんな新たに前向きに進むのが野球の素晴らしさなんで。カープもタイガースも明日以降、前を向いて戦っていかなければいけない」と熱い口調で訴えた。
その上で「今日みたいになったときに、大山が運良くというか、彼の普段の日頃の行いかもしれないけれども。強い体のおかげで、明日ゲームに向かうこともできそうですから」と大山の状態を説明。「一つのね、野球界の大きなニュースにはなるかもしれないけれども、本音は野球を、プロ野球、アマチュアの野球も残していくというのが一番の重責ですから。また、12球団含めて、とにかく野球界を伸ばせるように頑張りたいと思います」と遺恨を乗り越えての共闘を訴えた。
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