【藤田平氏の眼】球宴明けから阪神理想の攻撃が見られそう 近本「理にかなった打ち方」佐藤輝「夏場に本塁打増える」

 1回、中前打を放つ近本
7回、先制の18号2ランを放つ佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「阪神3-0ヤクルト」(12日、甲子園球場)

 阪神は2カード連続勝ち越しで単独首位を守った。佐藤輝明が七回に18号2ラン、大山悠輔も12号ソロで続いた。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は佐藤輝の決勝本塁打を「修正力のたまもの」と評価し、1軍復帰した近本光司外野手の打撃も分析した。

  ◇  ◇

 打撃フォームを変えた近本は、離脱前より理にかなった打ち方ができている。昨季はオープンスタンスで、右肩と右腰まで開いていたため、弓矢のように、バックスイングが取れていなかった。

 一昨年あたりから内角攻めが増え、死球離脱もあった。そうした対策で体を開いていたのだろうが、逆方向へ当てるだけの打球が増え、左中間を超える打球はほとんど見られなくなっていた。

 離脱期間というのは、今までの打撃を振り返ることができる。シーズン中に変えるのは珍しいが、近本の場合、新しいフォームというより、戻したと言えるので対応は難しくないはずだ。今のフォームなら本来持つ長打も期待できるし、“けがの功名”にしてほしい。

 佐藤輝の決勝2ランは修正力のたまものだ。1打席目は少し芯を外されて中飛になっていたが、打席を重ねることで修正できていた。だからこそ打率も残せているし、年々進化しているということ。夏場は投手がへばるし、春先より本塁打は増えてくるだろう。

 安打と盗塁でチャンスをつくった近本を、佐藤輝らクリーンアップでかえす。球宴明けから理想の攻撃が見られそうだ。

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