阪神・下村 次こそ初星 四回まで0封も五回2失策&野選で初勝利消えた 六回痛恨ソロ被弾…プロ初黒星
「阪神1-2ヤクルト」(10日、甲子園球場)
プロ初勝利はお預けとなった。阪神・下村海翔投手(24)は6回6安打2失点(自責点1)の力投が報われず、初黒星を喫した。五回に味方の拙守が重なり同点とされると、六回に赤羽にプロ初被弾。チームの連勝は2で止まったが、巨人も敗れたため、単独首位は変わらなかった。
聖地の夜空に高々と上がった白球を見つめ、悔しそうに苦笑いした。またもプロ初勝利は阻まれた下村だったが、6回6安打2失点と粘った。
1-1の同点で迎えた六回2死走者なし。直前にサンタナを併殺に封じ、球場の空気も右腕に味方していた中、赤羽を打席へ迎えた。2球目に投じたカットボールは坂本の構えたミットより高く浮いた。「少し抜けたところをホームランにされたので悔いが残る」。無情にも聖地に力強い打球音が響き渡る。左翼スタンドへ痛恨の被弾。絶対に抑えたい場面だった。
立ち上がりは上々。初回に最速の153キロをたたき出すなど、エンジン全開。三者凡退に斬った。「前回に比べて(打者へ)向かっていけた部分はある。今後も粘り強くやっていきたい」と一定の感触をつかんだ。二回も2死から連続安打で一、二塁を招いたが高橋を空振り三振と要所を締めた。
五回にはまさかの形で失点した。二つの失策と、野選で1点を献上。それでも「前回も今回も皆さんに助けられたシーンも多くあった。普段助けてもらっている分、粘りたかった。でもゼロが良かった」。悔しさをかみ殺しながらも、敗戦の責任を一身に背負った。
プロ初黒星を喫したが、藤川監督は「勝負どころといいますかね、ダブルプレー、サンタナ選手から取った後のもう一つというのはまた勉強にしていかなきゃいけない。彼には次への糧になったんじゃないかなと思います」と次戦へ期待を寄せた。
プロ初星はお預けも、下村は今回の投球を前向きに捉えている。「立ち上がりは前回と今回抑えられているのはいいところ。五回、六回で点を取られているので今後に向けて課題。次に向けて頑張りたい」。プロ2登板目とは思えない落ち着きぶりで聖地を沸かせた。虎党の期待も背に受け、次こそは勝つ。
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