阪神・高橋遥人 中田良弘以来、左腕では球団初の開幕9連勝へ 父の日21日先発 まな娘に勇姿見せる
「DeNA(降雨中止)阪神」(20日、横浜スタジアム)
阪神の高橋遥人投手(30)が20日、先発する21日のDeNA戦(横浜)に向けてキャッチボールなどで調整した。現在開幕から8連勝中で、勝てば球団では1985年の中田良弘以来の9連勝。左腕では初となる快挙を目指す。マウンドに上がるのは父の日。1児のパパでもある高橋が、敵地で強力打線を封じ込める。
すさまじい湿気に包まれた駐車場を嫌がるように、高橋は足早にバスに乗り込んだ。この日の試合は雨天中止。当初先発予定だった伊藤将をスライドさせることなく、最強左腕にカード勝ち越しは託された。
「しっかり試合を作れるように、1人ずつストライク先行で頑張っていきたいと思います」
記録更新に期待がかかる。現在開幕から無傷の8連勝中。勝てば球団では1985年の中田良弘以来で、左腕に限れば初の9連勝となる。入団からケガに悩まされ続けた男は「トレーナーさんとかにケアをしてもらったり、みんなのおかげ」。結果はもちろん、健康に投げられていることが、何よりもうれしい。
左腕が最後に横浜スタジアムで投げたのは、2020年。今季は4月23日に先発予定だったが、雨天中止で登板は流れていた。19日には他の投手陣と入念にマウンドを確認。「特に普通です」と違和感なく、試合に入っていけそうだ。
高橋にとっては今季初のDeNA戦。ここまではチームとして強力打線に苦しめられ、対戦防御率は4・90。セ・リーグで唯一負け越している相手だ。昨季はCSも合わせ、3度対戦。打線のイメージがついている部分もあるが、「去年とはまた違うと思うので、丁寧に投げていきたいです」と表情を引き締めた。
前回、13日のオリックス戦(京セラ)では6回3失点(自責2)で8勝目を挙げた。チームが6勝12敗と苦しんだ交流戦で自身は3戦3勝。優秀選手賞を受賞するなど、開幕から続く勢いはリーグを越えた戦いでも衰えなかった。
この日は強い雨が降りしきる中、グラウンドでキャッチボールを行うなどし最終調整。マウンドに上がる21日は父の日。ビジターでの試合はテレビの前で応援してくれるまな娘に、高橋家の大黒柱が、かっこいい姿を見せる。
◆投手の開幕連勝記録 投手の連勝記録といえば、2013年の田中将大(楽天)が登板全28試合で無傷の24連勝。リリーフで登板した1試合でセーブもマークしている。左腕なら1981年・間柴茂有(日本ハム)が開幕15連勝。この年の間柴は4試合のリリーフ登板があったものの、白星の15勝は全て先発。セ・リーグ左腕では09年・川井雄太(中日)が開幕から先発14試合で無傷の11連勝。開幕からに限らなければ2リーグ制以降の阪神投手では03年・井川慶が12連勝。
