阪神・工藤 3者連続3球三振「イマキュレートイニング」達成 2リーグ制以降では05年桟原以来球団3人目

 「阪神0-1西武」(16日、甲子園球場)

 獅子を“完全制圧”した9球だった。先発・才木の後を受けて七回から登板した阪神・工藤がイマキュレートイニング(3者連続3球三振)を達成。球団では1962年の石川緑、2005年の桟原将司以来、2リーグ制以降では3人目の快挙を成し遂げた。

 「ベンチに帰ってから気付きました。投げている途中は意識していなかったです」

 追加点を狙う西武打線に、筋肉のよろいをまとった豪腕が立ちはだかった。先頭・西川は直球で追い込んだ後のフォークで、続く代打・山村は変化球3球で空振り三振に仕留めた。桑原も変化球2球で簡単に追い込む。

 次の球で三振を取れば3者連続3球三振か…そんなファンの期待がうっすらと聖地を覆う中、この日最速159キロの直球を内角に突き刺した。圧巻の見逃し三振。1点ビハインドの甲子園は勝利したかのような歓声に包まれた。

 ここまで17試合に登板し、防御率1・47。5試合連続で四死球を与えていない。「ストレートでカウントを取れるようになってきた」、「変化球も低めに集められた」と収穫は多い。その上で「もっと的を絞らせないような配球を日々勉強していきたい」と、向上心も尽きることはない。

 剛速球を持ちながら制球に苦しむ姿はもうそこにはない。無駄球のない美しき9球。工藤は今まさに最強リリーバーへの道を闊歩(かっぽ)している。

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