阪神・村上 初回2者連続被弾も粘投7回2失点 二回以降意地の0封 藤川監督も称賛「十分な役割」

 「オリックス2-1阪神」(12日、京セラドーム大阪)

 阪神はオリックスに敗れ、今季ワーストとなる4連敗となった。先発の村上頌樹投手(27)は初回に西川、紅林に2者連続本塁打を浴び4敗目。二回以降は立て直し、持ち前の粘り強い投球で7回5安打2失点だった。藤川監督は「きっちりとゲームを作って、十分な役割」と内容を評価。悔しいマウンドは、次回登板につながるはずだ。

 3連敗中のチームに何とか勝機をもたらすべく、村上は懸命に腕を振った。7回5安打2失点。藤川監督も「きっちりとゲームを作って、十分な役割」と評した111球の粘投だった。しかし、試合後の村上は「あの2本が決勝点になってしまったんで」と、立ち上がりの2被弾を悔やんだ。

 初回、いきなり出はなをくじかれた。1死で迎えた2番・西川。初球を完璧に振り抜かれた。悠々と歩き出す西川とは対照的に、村上はマウンドでぼうぜん。右翼席上段まで運ばれた特大弾を見送るしかなかった。

 仕切り直しをはかったが、オリックス打線がそれを許さない。続く3番・紅林にはカウント1-1から甘く入った変化球を捉えられた。今度は左翼席上段まで運ばれる特大弾。見送る方向が変わっただけで、村上はまたも着弾をぼうぜんと見つめた。

 前カードのソフトバンク3連戦(ペイペイ)でチームは計10被弾。強力鷹打線に圧倒されて関西に帰ってきた中で、自身初の2者連続被弾を食らった。今季のチーム被本塁打52はリーグワーストの数字。場所は京セラドームのはずだが、まだみずほペイペイドームにいるかのような光景が虎党を沈黙させた。

 しかし、村上は「動揺はなかったですし、すぐに切り替えて粘れれば」とのみ込まれなかった。二回以降は持ち直し、毎回粘り強くスコアボードに並べた「0」。五回1死一、二塁のピンチで西川を迎えた場面では、被弾のお返しとばかりに二ゴロ併殺に仕留めた。

 5月8日・DeNA戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりにカード頭を託された。今季2度目の中5日で迎えたが「その影響は全くない。しっかり投げられた」と強調。自身の連勝は「4」でストップし、チームは今季最長の4連敗となったが「暗くなりすぎず、しっかりいつも通りやれれば」。過度に悲観することなく、次こそは勝利に結びつける。

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