阪神・森下がプロ初退場 五回判定めぐり球審に暴言 藤川監督「こちら側できっちり収めていきたい」「ないように努めなければ」

 「阪神1-0楽天」(6日、甲子園球場)

 阪神・森下交代を告げる球場アナウンスに、超満員のスタンドから悲鳴が上がる。「STADIUM HEROES DAY」と題し、背番号1のユニホームを着た子どもたちも多く訪れた一戦。主役は五回、早々とグラウンドから姿を消した。審判に暴言を吐き、プロ初の退場。判定にフラストレーションが募っていた。

 1打席目に右前打を放っていた中、1点を先制し、2死一塁で迎えた五回の打席。内角低めの初球がストライクコールされると、森下は不服そうに天を仰ぎ首をかしげた。3球目も際どいコースながらストライク判定。最後は力のないスイングで三振に倒れた。この後だ。真鍋球審と歩きながら言い争いが始まると、ベンチ前でにらみ合う形で退場を宣告された。同審判が経緯を明かす。

 「(退場宣告前に)警告はしました、一度ね。『もう、それ以上は言うな』と。それでもまだ続けたので、退場にしたということですね」

 1打席…1球ごとに命を懸ける真剣勝負。判定一つで試合の流れも変わる。前日5日には右手首付近に死球を受けて途中交代。病院に直行し「右手首の打撲」と診断された。離脱こそ免れたが開幕から、相手の厳しい警戒が続く。試合後、森下は「何も話すことはないです」と、悔しさを押し殺しながら絞り出した。

 藤川監督は「プロ野球の一つの光景ではありますが」と、言葉を選びながら「こちら側できっちり収めていきたい。ファンの方に…あまりそういうことがないように、努めなければいけないと私は考えます」と持論を展開。森下や審判、そしてファンの心情を思いやった上で、フェアプレーの大切さを強調した。求めるのは心躍る真剣勝負。グラウンドを縦横無尽に駆け回る背番号1の姿だ。

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