阪神・梅野 1085日ぶり弾 先発マスクで才木を援護「久しぶりだったので本当に気持ち良かった」2軍スタッフに感謝
「巨人3-6阪神」(24日、東京ドーム)
白球が着弾した左翼席は、歓喜に揺れていた。遠ざかっていた感触をかみしめるように、阪神・梅野がゆっくりとダイヤモンドを一周する。会心の一撃に「久しぶりの当たりだったので、本当に気持ち良かった」と余韻に浸った。待望の今季1号は自身3年ぶりの一発。健在ぶりを示すと同時に、チームを同一カード3連勝へと導いた。
投手戦の様相が漂い始めた展開に、豪快に穴を開けた。両軍無得点の五回1死で、竹丸のカットボールを強振。スタンド中段まで運んだ。先制ソロは自身のヒッティングマーチの歌詞通り、まさに“どでかいアーチ”。「いい対応ができた。1軍でこういうふうに(本塁打が)一本出たのは良かった」。1軍では2023年6月4日・ロッテ戦(甲子園)以来、1085日ぶりのホームランになった。
その試合も先発は才木で、右腕の完封勝利に貢献していた。この日も才木とのコンビ。六回は1死一、三塁でキャベッジに対し、フォークを3球続けて空振り三振を奪った。「いい追い込み方をして、相手もバッティングを変えてこなかった感じはあった。とにかくいい球を投げていこうかなと思って選択したのが、最高の結果になった」と納得顔で振り返った。
開幕を2軍で迎え、4月25日に初昇格を果たした。1軍で戦いながらも、ファームで支えくれた首脳陣やスタッフのサポートは忘れない。
「平田2軍監督をはじめ、コーチ陣が有意義な時間をつくってくださって今がある。いろんなことに取り組みながら、こうやって結果を出してチームが勝てた。本当にそうやって恩を返していくしかない。そうできたことが自分の中ではうれしかった」。尽きることのない周囲への感謝がある。それが戦う原動力に形を変えている。
26日から交流戦が開幕する。「目の前の試合を大事に戦いながら、勝ちを目指してやっていくだけ」と一戦必勝の姿勢を貫く。経験豊富な34歳には、まだまだ大きな仕事が待っている。
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