【井川慶氏の眼】阪神・才木の少ない球数は燕打線を圧倒した証し 「これが現代野球のスタイル」

 「阪神9-3ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 阪神の才木浩人投手(27)がセ・リーグ最多記録に並ぶ16奪三振の好投で今季2勝目。デイリースポーツ評論家・井川慶氏(46)が右腕の投球を解説した。

  ◇  ◇

 才木投手の16奪三振、見事でした。105球と球数が少なかったのは、ゾーンで勝負できていたことに加えて、ボールに力があったからこそでしょう。この日のヤクルトは大振りせずに当てにくるタイプの打者が多かった中、それを完全に上回りましたね。

 序盤から全球勝負球というぐらいに全力で投げていたからこその結果で、これが現代野球のスタイルというような投球でした。どういうことかと言うと、これは体力がないという意味ではなく、今は昔ほど長く投げる体力を、そこまで求められていないところがあるのかなと。どちらが正解とかではなく、僕は現役時代、まず長く投げるためにペース配分を考え、序盤は5、6割の力で投げ、ピンチを迎えてギアを上げるスタイルでした。

 近年はより分業制というものが確立されて、打者のレベルも上がっています。それに対し、今の先発投手はこの日の才木投手のように、とにかく質のいい球を投げ続ける。100球という一つの目安があった上で、一球一球の質を上げてどんどん投げていく感じです。改めて時代の流れのようなものも感じた、素晴らしい投球でした。

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