阪神・中川 母も驚いたオフの変化 念願の開幕スタメンに「やっとかという思い」初美さん手記

3回、2点二塁打を放ち、ベンチへ向かってポーズを決める中川(撮影・西岡正)
3回、2点二塁打をを放つ中川(撮影・金田祐二)
3回、2点適時打を放った中川は塁上で雄たけびをあげる(撮影・田中太一)
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 「巨人6-12阪神」(29日、東京ドーム)

 阪神・中川勇斗捕手が価値ある一打を放ち、感情を爆発させた。1点リードで迎えた三回、1死満塁の絶好機で変化球に食らいつき、左中間を破る2点適時二塁打。笑顔で手をたたき、力強く拳を握る。開幕から3試合連続スタメン起用の中、8打席目でうれしい初安打。さらにこの一本が、自身プロ初のタイムリーだった。

 プロ5年目で、初めての開幕スタメンをつかみ、3試合目にして藤川監督の期待に応えた中川。母・初美さんが息子のオフの変化を明かした。

 シーズンを終え、帰ってくる実家。これまでも「家でじっとしていることはなかった」と練習はよくしていたというが、食べたいものを食べるなど、そこまで管理するタイプではなかった。しかし、昨季1軍での経験を積み、意識は大きく変化していた。肉体改造のため、とにかくタンパク質をとると伝えられた。「鶏肉とブロッコリー。あとは牛肉と魚も食べてたかな。たくさん作りましたよ」。工夫もこらした手料理で息子を後押しした。

 さらに、大の甘いもの好きだったというが「絶対に食べない」と宣言。知人との会食に出かけても我慢していたという。「食事面は頑張ってましたね。(意識が)だいぶ違いました。いい感じに(体重も)増えたって言っていたので、良かったです」。一回り大きくなった息子を送り出した。

 3月上旬には、両親そろって甲子園でのオープン戦を観戦。試合後には、親子で食事をともにした。昔から、口数は多い方ではなかったそうだが、直前の侍ジャパンとの試合について話をした。「『大谷さんって本当にいるんだ』とか、牧さん(自主トレの師匠)のところにあいさつにいった時に『鈴木誠也さんともしゃべれた』って喜んでましたね」と、野球少年のように目を輝かせ話してくれたという。

 昨年は地元・名古屋でプロ初本塁打を放った。目の前で見た息子の一発。オフに帰省してきた際、記念のボールとバットが手渡された。「リュックからボールをゴロンって出して『はい』って渡してきたんです。うれしかったですね」。今はケースに入れて、大事に保管している。

 念願の開幕スタメンをつかんだ息子。「ずっと目標だったと思う。やっとかという思いもあります」と母はホッと一息。ただ、「楽しみでもあり、でもまだ不安の方が大きいです。すごいメンバーの中にいるので、ハラハラドキドキしながら見てます」と落ち着かないという。家族の後押しも受けながら、中川は一つでも多く、うれしいニュースを届けていく。(デイリースポーツ・滋野航太)

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