サッカーのW杯北中米3カ国大会(6月11日開幕)に臨む日本代表が15日に発表される。森保一監督(57)が選考する26人をデイリースポーツが独断で予想。選手層の厚さに加えて、負傷者による“変数”の多さから絞り込みが難航した中、8大会連続8回目のW杯に臨む森保ジャパンの顔ぶれを、サッカー担当記者が予想した。
GKは鈴木彩、早川、大迫の3人が堅い。気になるのは“PK戦専門GK”の必要性だ。国内では町田の谷晃生がPK戦で高いセーブ率を誇り、アピールしている。だが、森保監督は「(PK専門GKを)導入するかは分からない」などと慎重な姿勢を示しており、サプライズはないとみた。
フィールドプレーヤーは、三笘が9日に行われたイングランド・プレミアリーグで左脚を負傷したため、再考を余儀なくされた。1-0で勝った3月の国際親善試合のイングランド戦で三笘が担っていた左シャドー(1・5列目)は、大けがで離脱した南野、3日に右鎖骨を折って手術を受けた鈴木唯、国内で無双状態だった相馬も町田で直近5試合ベンチ外と“野戦病院”状態。三笘が招集外と仮定すれば、手薄な左シャドーの人選が争点の一つとなる。
「大丈夫!」と発信している鈴木唯が間に合うなら心強い。ボランチの鎌田や右の伊東を持ってくるオプションもある。そうなると抜けた穴を誰が埋めるか。三笘の離脱は、全体の配置にまで影響を及ぼす。
そのため、FW陣は多めに4人を選んだ。大黒柱の上田、シャドーでプレーできる町野は確定。3月の英国遠征でアピールした後藤、塩貝を入れ、最終予選で結果を残してきた小川は苦渋の選外とした。
ボランチは鎌田、田中、佐野海のほか、鎌田のシャドー起用に備えて、もう2人選出したい。所属クラブでシャドー起用もされている藤田を4人目に。残る1枠をW杯最終予選で主力だった守田、左足首の手術から復帰を目指す主将の遠藤で迷った。守田はW杯前最後の活動となった3月の英国遠征で招集されなかったことを踏まえると、厳しい立場にある。W杯期間中に復帰見込みのある遠藤が選出されそうだ。
冨安は日本代表で長らくプレーから遠ざかっているが、メンバー入りするとみる。取材から森保監督は冨安に絶大な信頼を置いているのは明らか。所属クラブで4月11日を最後に出場できていないことは懸念材料だが「大会期間中に100%に持っていける計算が立つのならば」と、指揮官は万全でなくても招集する可能性を示唆している。
最も頭を悩ませたのが、日本代表として前人未到の5大会連続出場を目指す長友だ。記者も一日ごとに考えが変わるほどだったが、最終的に彼の「唯一無二の魂」は必要と判断した。
W杯という特別な舞台では想定外のアクシデントがつきもの。1次リーグ初戦のオランダ戦で敗れる最悪のケースを想定した際、1次リーグ初戦のコートジボワールに1-2で逆転負けし、通算1分け2敗で敗退した2014年のW杯ブラジル大会の経験は大きいと考える。
4年前のW杯代表メンバー発表では、年齢順に森保監督が読み上げた。今回も同様なら、最初に呼ばれるフィールドプレーヤーは「長友佑都」かもしれない。(デイリースポーツ・松田和城)
【メンバー入りするとみられる26人】
◆GK 早川友基(鹿島)、大迫敬介(広島)、鈴木彩艶(パルマ)
◆DF 長友佑都(FC東京)、谷口彰悟(シントトロイデン)、渡辺剛(フェイエノールト)、冨安健洋(アヤックス)、伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)、瀬古歩夢(ルアーブル)、菅原由勢(ブレーメン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)、
◆MF 遠藤航(リバプール)、伊東純也(ゲンク)、鎌田大地(クリスタルパレス)、前田大然(セルティック)、堂安律(Eフランクフルト)、田中碧(リーズ)、中村敬斗(スタッド・ランス)、佐野海舟(マインツ)、久保建英(レアル・ソシエダード)、鈴木唯人(フライブルク)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)、
◆FW 上田綺世(フェイエノールト)、町野修斗(ボルシアMG)、塩貝健人(ウォルフスブルク)、後藤啓介(シントトロイデン)
【当落線上とみられる主な顔ぶれ】
◆GK 谷晃生(町田)
◆DF 板倉滉(アヤックス)、町田浩樹(ホッフェンハイム)、安藤智哉(ザンクトパウリ)、橋岡大樹(ヘント)、高井幸大(ボルシアMG)
◆MF 南野拓実(モナコ)、守田英正(スポルティング)、相馬勇紀(町田)、森下龍矢(ブラックバーン)、三笘薫(ブライトン)、佐野航大(NECナイメヘン)、佐藤龍之介(FC東京)
◆FW 小川航基(NECナイメヘン)