阪神・村上 ヤクルト・青柳の宣戦布告に「負けない」昨年の雪辱に燃える師匠を返り討ちへ
阪神・村上頌樹投手(27)が8日、静岡県沼津市で4年連続で参加しているヤクルト・青柳晃洋投手(32)らとの自主トレをスタートさせた。阪神からポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦も自由契約となりヤクルトに加入した師匠とは、昨年10月2日に甲子園で初対戦して自身に軍配。連覇へ向けて、師弟対決の再戦に闘志を燃やした。
精鋭たちを歓迎するかのように澄み切った空が広がった。通算0勝から始まった沼津でのトレーニングも今年で4年目。大きく成長した村上の姿が、師匠・青柳の隣にあった。緊張しきりだった先輩右腕とも今では和やかに掛け合い。それでも“宣戦布告”には黙っていなかった。
青柳が力を込める。「今年は本当に勝負しないといけないと思いますし、ヤクルトが上に行くためには阪神に勝たないといけない。村上と勝負したら勝ちます」。雪辱宣言に対し、村上も呼応。「そこは本当に負けないように、やるしかない」。昨年10月2日の投げ合いは優勝決定後のレギュラーシーズン最終戦。今季は互いにチームを頂点へ導くために腕を振る中で、再び投げ勝ち、たくましくなった姿を示すつもりだ。
熱い言葉の一方、師弟対決の醍醐味(だいごみ)はマウンドだけではないようで…。青柳が「どうにか1本、打ちたい。スローカーブを狙って。捕手が誠志郎(坂本)だったらあり得る」とおどけると、「うわー(笑)本当に投げるかもしれないですね」と村上。さらには「(スローカーブの)デッドボールを1回、受けてください(笑)」と、まさかの予告!?青柳も「(遅球すぎて)捕るかもしれないね」と笑った。27年からはDH制が導入されるだけに、両者の打席にも注目だ。
もちろん実現には双方の活躍が不可欠。今回の自主トレでは、例年通りの投球につながる動きや可動域を広げるためのトレーニングに加え、32歳となった青柳がテーマとする瞬発系も多く取り入れる。「年齢を重ねると、そういう部分が落ちる。若い選手は今は良いかもしれないですけど、今後につながると思うので」と青柳が意図を説明した。沢村賞を今季の目標に掲げるまな弟子には「文句のつけようがない活躍。3年間伸び続けているのが、本当にすごい」と太鼓判。師匠と過ごす約2週間で原点を再確認し、村上がさらなる高みを目指す。
◆2025年10月2日の阪神VSヤクルト戦(甲子園) 阪神の25年シーズン最終戦。佐藤輝がシーズン40本塁打&100打点に到達して2冠を確定させたほか、村上が投手3冠を決めた試合。佐藤輝は、ヤクルト先発・青柳から初回に先制犠飛を放ち100打点に達すると、五回に2ランを放ち40号の大台に。最終的に40本塁打、102打点で本塁打王と打点王の2冠に輝いた。投げては阪神先発・村上が7回5安打2失点の8奪三振の内容で14勝目を挙げて最多勝、最高勝率、最多奪三振の投手3冠を確定させた。
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