阪神・大山悠輔内野手（３０）が７日、森下翔太外野手（２５）と都内で行われた球団のファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加した。少し早めの“クリスマスプレゼント”としてファンにリーグ連覇を約束。今季は１４１試合に出場し打率・２６４で１３本塁打、７５打点と優勝に貢献した。今オフは体の機能を一から見直し、３１歳で迎える来季も１軍フル完走を目指す。

　簡単なことではないからこそ言葉にする。大山は虎党に少し早い“クリスマスプレゼント”を「やっぱり連覇」と約束した。ただ、「そんな簡単じゃないし、１試合勝つことがどれだけ大変か。本当に厳しい戦いになる。とにかく僕たちは連覇するためにもう一回頑張りたい」と重い口調で来季を見据えた。

　今季は主に５番を任され、１４１試合に出場し打率・２６４で１３本塁打、７５打点。ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、出塁率もリーグ２位とチームに欠かせない存在だった。

　そんな主砲も１９日に３１歳の誕生日を迎える。年齢を重ねるにつれて、体は衰えていく。今オフは「もう一回、体を見つめ直す。機能というか、力を上げられるように」と明確なテーマを掲げた。「何が正解かわからない。いろんな人の意見を聞いたり調べながら」と、食事や睡眠など私生活から改善する。

　９年目の今季はこれまで以上に試合翌日の疲労を感じた。体を考慮され欠場した２試合を除いてフル稼働。「自分の（体の）機能を上げることで次の日の疲れがまた変わってくる可能性もある。それを続ければ、１年間という長いシーズンも戦える」。年齢に負けず、来季も１軍で完走して、チームを勝利へ導く心づもりだ。

　昨オフはＦＡ権の行使に悩み、ファンとのイベントは２年ぶり。「感謝の気持ちを伝える場。そういう気持ちは忘れずに」。大声援を力に、約束を果たす。