桑原謙太朗氏が阪神の新投手コーチ就任 30代投手にハッパ 自身も32歳でタイトル「ベテランの底力に期待」

 笑顔でポーズを決める桑原投手コーチ(撮影・北村雅宏)
 竹内孝行球団副本部長(左)と握手を交わす桑原謙太朗新投手コーチ(撮影・北村雅宏)
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 阪神は4日、球団OBで今季はタイガースアカデミーのコーチを務めた桑原謙太朗氏(40)が、投手コーチに就任すると発表した。背番号は81で担当は未定。西宮市内で会見に臨んだ同氏は、32歳シーズンで最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた自身になぞらえ、30歳以上の投手の奮起に期待を寄せた。

 黄色いストライプのネクタイに猛虎魂を宿らせて、タテジマ投手陣に思いをはせた。「12球団トップの投手力を持ってるチーム」。藤川監督は速球派リリーフ右腕の台頭を来季の課題に挙げたが「投手は何枚いてもいい。主力が疲れたときに上がってこられるピッチャーがいれば、戦力の強化につながる」と使命感を燃やした。

 自身が遅咲きだったからこその思いがある。「若手の活躍が著しいので、ベテラン選手の底力に期待していきたいなと思います」。今季はリーグ断トツのチーム防御力2.21を誇ったが、上積みにはベテランの力が不可欠とにらむ。

 「僕が活躍したのが30を過ぎてからだったので、それも踏まえて、今いる30を越えている人には頑張ってほしい」。チーム最年長で34歳の西勇は今季未勝利だけに、巻き返しが求められる。ブルペンを支えた“オーバー30”の岩崎、岩貞、島本も、球団初の連覇へ老け込んではいられない。

 現役時代は真っスラを武器にタイトルホルダーの称号を得たが、勝負球の継承にこだわりはない。「個性なので。特徴を生かしてしっかりやっていけばいい、というのを伝えていきたい」。盤石投手王国のさらなる進化へ、指導者として力を尽くす。

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