阪神・藤川監督「止まっていたところを掘り起こしていく」4日から若手を指導「もっとスムーズに動ける組織づくりを」
阪神・藤川球児監督(45)が2日、甲子園のクラブハウスを訪れ、3日に高知入りすることを明かした。10月30日の日本シリーズ敗退から休日はわずか1日。4日から若手主体の安芸キャンプで指導する予定で、異例の超速始動となる。球団初の連覇を目指す来季へ、指揮官は「2025年のチームを壊す」と明言。現有戦力の底上げを図り新たなチームをつくっていく。主な一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-安芸キャンプはいつから入る予定か?
「明日、西宮の文化賞をいただきに行くのでその後に移動して。若い選手の指導と見ることに当たらなければ、何年か止まっていた部分ですから」
-止まっていたというのは。
「数年間チームをきれいに構築して戦っていたので。今年シーズンを使いながら、高寺や豊田やファームで研さんを積んできているであろうところを1軍でミックスしながらやらなければ、組織として衰退していきますから。秋から春にかけて現有戦力を見て補強に入るわけですから。チームとして止まっていたところを掘り起こしていくという作業に入らなければ。強いタイガースをつくっていくというのが必要」
-1軍選手はいつ入るのか。
「そのあたりもコーチに任せてあったんですけれど、結局自分が全てやっている状況ですから。首脳陣も自分自身も、もっとスムーズに動ける組織づくりをしていかなければ。みんなバタンと休む癖がついている会社ですから。受けている責任感を自分が率先してまずやっていくことですね」
-選手もコーチも止まっていられない。
「それには時間がかかりますし。阪神タイガース自体がそういう組織づくりをしていかなければ。リーグ最速優勝できたのも日々そういうふうにやってきたからであるので。私たちは常に先に行くというのを、もう元々自分が決めていますからね」
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