阪神大拙攻 大山遠い初安打 日本Sは11打席無安打「落ち込んでいる暇はない」次戦へ前向く
「SMBC日本シリーズ2025、阪神1-2ソフトバンク」(28日、甲子園球場)
4万1594人の観衆が集まった甲子園に悲鳴とため息がこだました。阪神は1点を追う九回2死一、二塁のチャンスで森下が打席へ。サヨナラ勝ちの望みを託したが、最後は遊ゴロに倒れ、痛恨のシリーズ連敗となった。
「まあ、勝負は続きますからね。また明日もしっかり戦う、と。それだけですね」
悔しい敗戦も、藤川監督は悲観することなく、前を向いた。日本シリーズにふさわしい、紙一重の一戦。安打はソフトバンクと同じ6本を放った。勝敗はどちらに転んでもおかしくなかったが、ホームの虎にチャンスであと一本が出ない。
悔やまれるのは1点を追う六回だ。難敵・モイネロから先頭・森下が四球、二盗を決めてチャンスメーク。続く佐藤輝は3ボール1ストライクから申告敬遠で勝負を避けられると、大山が打席に立った。だがチームトップ得点圏打率・316を誇った勝負強さは影を潜め、浅い中飛。後続も倒れ、スコアボードにゼロをともしてしまった。
この夜の大山は3打数無安打で12打席無安打。前日は「リセット」と強調していたが、初安打が遠い。試合後は敗戦の責任を背負うとともに、反攻を力強く誓った。
「流れを全て止めてしまっている。全部僕の責任というのもあるので、何とかしないといけないし、するしかないと思うでも、もう次の試合は来ますし、落ち込んでいる暇はないので、明日やるしかない」
大山が言うように短期決戦に下を向いている時間はない。結果的に11残塁の拙攻とはいえ、四回から6イニング連続、先制点を挙げた初回も含めると、7度も得点圏に走者を進めた。決定打さえ出れば、展開はがらりと変わっていたはずだ。
指揮官は「短いようで長い。勝ちがこちらに向くように、また精いっぱいやるのみです。お疲れさまです!」と言い残して会見場を後にした。第4戦はCSで快投した高橋を立てる。ソフトバンクの王手を阻止し、シリーズの流れを取り戻す。
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