阪神・佐藤輝V撃先勝!日本S初適時打「次の1点取りたかった」 吉兆!敵地白星発進ならV率100%

 「SMBC日本シリーズ2025、ソフトバンク1-2阪神」(25日、みずほペイペイドーム)

 「SMBC日本シリーズ2025」は25日、みずほペイペイドームで開幕し、2年ぶり3度目の日本一を狙う阪神が逆転で先勝した。六回、同点としてなおも1死三塁から、佐藤輝明内野手(26)が右中間へ勝ち越しの適時二塁打を放った。日本シリーズ7戦7敗だった「鬼門」で、勝利を導いたのはやはり頼れる4番だ。虎が日本シリーズでの敵地開幕を勝利で飾ると、日本一確率は100%。この勢いで一気に頂点へと突き進む。

 福岡を熱くさせ、ドームを揺らしたのは、やはり佐藤輝だった。一球、一振り、ワンプレーに息が詰まる展開。劣勢から同点になり、自らのバットで勝ち越し。「良かったです」。やりきった、出し切った、3時間17分の熱戦。打のヒーローとして拍手喝采を浴びた。

 同点となった直後の六回1死三塁。この場面で虎の4番が黙っていない。球場のボルテージの高まりを感じながら、求めたのは得点だけだった。3ボールから積極的にスイングし、有原のチェンジアップを右中間へ適時二塁打。「1点が入ったんで、次の1点を取りたかったんで良かったです」。両手の人さし指を突き上げ、鼓舞するように激しく手をたたいた。これが自身、日本シリーズ初の適時打となった。

 有原とは初対戦。初回2死二塁ではフォークで空振り三振。四回1死も変化球に泳がされた。3打席ともボール先行と、細心の注意を払った配球で勝負された。でも、今年の佐藤輝は二度あることは三度ある、とはいかない。「3回目でね、イメージもつかめたんで良かったです」。過去2打席でやられていた落ちる球を逃さなかった。

 プロ入り後、無理だろうと思われた壁を何度もぶち破ってきた。多くの球団史に名を残し、今季は生え抜き選手では40年ぶりとなる40本塁打にも到達。そしてこの日も決勝打を放ち、日本シリーズでホークスにペイペイドーム8試合目での初勝利へ導いた。

 23日にはドラフト会議が行われ、新たに7人の後輩選手が誕生しようとしている。球団創設90周年。虎の中心選手として芽生えた自覚がある。「憧れのタイガースでプレーできると思ってもらえるように、強いタイガースであり続けたい」。史上最速優勝を成し遂げ、CSファイナルSも全勝での突破。あとは、日本の頂点に立つことで最強を証明できる。強い猛虎を作り上げようとしているのは、紛れもなく佐藤輝だ。

 阪神は日本シリーズで過去4度、敵地で開幕している。黒星発進だった03、05年は敗退。一方で白星からスタートさせた85、23年は頂点に立っている。「新しい投手なので、またしっかり準備をしていきたい。頑張りたいと思います」。福岡で連勝し、甲子園で歓喜の胴上げを実現させる。(今西大翔)

 ◆敵地白星発進ならV率100% 阪神が敵地で行った日本シリーズ第1戦で勝ったのは、85年西武戦、23年オリックス戦に次ぎ3度目。過去2度はいずれも日本一を飾っており、幸先よいスタートとなった。

 ◆みずほペイペイでシリーズ初勝利 みずほペイペイでの日本シリーズの試合で、阪神は8試合目にして初勝利を挙げた。なおソフトバンク本拠地でのシリーズでは、前身の南海と戦った1964年第5戦に大阪球場で勝って以来、61年ぶりとなった。

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