阪神・藤川監督“球児流”決意表明 「自分たちが、自分たちの本拠地で、自分たちの野球を」 “秘密兵器”に工藤の可能性示唆

 ナイター練習を見る藤川監督(右)=撮影・西田忠信
 笑顔で練習を見る藤川監督(撮影・西田忠信)
 シート打撃を終え、安藤コーチ(左)と言葉を交わす藤川監督(撮影・西田忠信)
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 阪神・藤川球児監督(45)が13日、甲子園球場で行われたナイター練習後に取材に応じて、DeNAを迎え撃つ15日からのCSファイナルSへ、“球児流格言”で決意を表明した。「自分たちが、自分たちの本拠地で、自分たちの野球をするので。非常に楽しみ」と力強く宣言。聖地を黄色く染めてくれる虎党の後押しにも期待を寄せた。

 本番を想定した午後5時からのナイター練習。照明灯が照らすグラウンドで精力的に調整する選手たちを、指揮官はあらゆる角度からチェックした。シートノックは左翼ポール際で、フリー打撃は右翼定位置前方で。その結果、「準備という意味では、天気も良かったし、十分じゃないかなと思っています」と確信を得た。

 撃破すべき相手はDeNAとなったが、「早く決まって良かったですね。良い準備ができると思いますから。本当にどっちでも良かったです」とキッパリ。ファーストS連勝突破で勢いに乗っていたとしても、「そこに興味を示さないことですね」とどこ吹く風だ。「自分たちが、自分たちの本拠地で、自分たちの野球をするので」と信念を強調した。

 短期決戦で地の利も大きな武器と考える。黄色く染まる甲子園が大声援に包まれるとあって、「タイガースのファンがチームを盛り上げてくれれば」と虎党に共闘要請。「一緒に戦っていますから。その声に乗せて、選手たちを後押ししてほしいなと。選手は準備万全な状態ですから」と“見えない力”に期待を膨らませた。

 この日の全体練習には、フェニックス・リーグからの合流組も含め41人が参加した。工藤がライブBPに登板するタイミングでは、マウンドに歩み寄ってアドバイス。「ハートウィグが故障でいなくなりましたから。その分のところで、強いピッチャーという意味では工藤がいます」と強力ブルペン陣に、“CS秘密兵器”を加える可能性も示唆した。

 決戦の幕開けが迫っても組織マネジメントを続ける一方で、気持ちの昂(たかぶ)りは見られない。「(心境の変化は)ないし、みんなも準備順調だしね。あと2日後ですか。始まりは決まっていますからね」。王者らしく泰然自若を貫いて、2位からの逆襲をはね返す。

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