阪神とDeNAの過去CSは外弁慶シリーズ 本拠地球団の勝ち抜けはいまだなし ファイナルSでの対決は初

 「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、DeNA7-6巨人」(12日、横浜スタジアム)

 DeNAが逆転サヨナラ勝ちを飾り、阪神と戦うファイナルS進出を決めた。両球団がCSで対決するのは今回で5度目だが、過去4度の対戦では面白いデータが残っている。

 初対戦は金本監督時代の2017年。2位で臨んだ阪神は初戦を2-0で制して王手をかけたが、1時間3分遅れで始まり、雨の泥んこ試合となった2戦目を6-13で落とすと、3戦目も1-6で落としてファーストS敗退となった。

 シーズン3位で敵地・横浜スタジアムに乗り込んだ19年の初戦は、6点を追いかける展開から七、八回に7点を奪って逆転勝ち。2戦目は同点の九回に岩崎が乙坂にサヨナラ2ランを浴びて敗戦。3戦目は2-1で投手戦を制してファイナルS進出を決めた。

 同じく3位で臨んだ矢野監督時代の22年も〇●の1勝1敗から3戦目を制してファイナルS進出を決めた。

 連覇を逃して2位で臨んだ昨年は本拠地・甲子園でまさかの2連敗を喫するなど、お互いが本拠地でファイナルS進出を決められない外弁慶シリーズとなっている。

 ただ、どちらかが優勝して対決したCSはなく、ファイナルSで対戦するのも今回が初。阪神に1勝のアドバンテージが与えられ、甲子園で開幕するファイナルSの結果やいかに-。

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