【阪神CS突破へ展望・打者編】中野のつなぎ、出塁が勝敗のカギ シーズン中と同様にできるかで得点力が変わる 西山秀二氏
2年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、15日から甲子園で始まるCSファイナルSに臨む。対戦相手はDeNAか巨人か未定だが、2023年以来となる日本シリーズ進出へ重要となるポイントとは-。本紙評論家が関門突破を占う。最終回は「打者編」。
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中野がシーズン中と同様につなぐことができるか、塁をにぎわすことができるか否かで、チームの得点力は大きく変わってくるとみています。
日本一になった2年前は2番打者として機能していました。ですが昨年は中野が機能しなかったことがリーグ優勝を逃す一因になりました。そして今年、塁に出ることを意識して取り組んだ結果、一昨年のように2番打者として機能し、リーグ優勝に大きく貢献しました。
近本、森下、佐藤輝、大山は、安定した働きをしてるんですよ、これまで。5人の中で中野だけが良かったり、悪かったりという波が大きかったんですね。短期決戦でもありますので、中野がシーズン中と同じような働きを見せることができるかが、勝敗の鍵を握るとみています。
投手陣に関しては、何の心配もしていません。先発陣も救援陣もあれだけのメンバーがそろっているんですから。仮に誰かが悪くても、誰かがそれを補えるだけの戦力が整っています。勝ち抜く鍵は打線。特に中野だとみています。
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