阪神・岡留は自分でも考えて投げないといけない 1軍定着へワンランク、ツーランク上げていかないと 福原忍氏が注目
昨季まで阪神の投手コーチを務めた福原忍氏(48)とグラウンドに足しげく通う狩野恵輔氏(42)のデイリースポーツ評論家2人による企画「注目の若虎」。第6回は、福原氏が岡留英貴投手(25)を取り上げる。
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岡留投手の良さというのは、まずボールの強さというところですね。ただ、今後1軍に定着するためであったり、いいところで投げるためにはもうワンランク、ツーランクぐらい上げていかないといけないと思います。
まずは、コントロールの部分です。アバウトなところがあったとしても、最後の1球を決めきるところは、しっかりと投げないといけない。ストライクからボールになるところにしっかりと投げられるかどうか。やはり、いいところで投げるピッチャーというのは、大事なところでの投げミスが少ないものなので。
基本的な組み立てとしては、右打者にはツーシーム系と外のスライダーになるところで、では左打者をどう抑えていくのか。落ちるボールにも取り組んでいるとは思いますが、1イニングを任されるためにはそこの対策も必要になります。
あとは組み立てですよね。自分でも考えて投げないといけないですし、以前、そういったことを彼に言ったこともありました。キャッチャーに頼るだけじゃなく、自分でも考えることで、試合後にキャッチャーと配球についての話もできると思いますし。
1軍での登板経験がそれなりにあるわけですし、1軍のレベルというのは十分に分かっていると思います。岡留投手のボールであれば、2軍ではアウトコースに続けていけば抑えられるかもしれないですが、1軍はレベルが違うし対応も変わってくるので、そういったところをどう考えるか。違いというところでは、1軍に定着している石井投手や及川投手らのリリーフ投手と、自分との違いというのも考えないといけないでしょうね。
最初に体の強さについて触れましたが、肩ができるのも早いタイプなので、リリーフにはもってこいの投手なんです。今が4年目で、どんどん投げていかないといけない時期。1軍でも活躍できるだけのものを持っている投手なので、がんばってもらいたいですね。
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