阪神が価値あるドロー 延長3イニング連続のピンチをしのぎきる 畠が、岩崎が、伊原がゼロを刻む

 「DeNA2-2阪神」(23日、横浜スタジアム)

 阪神が延長3イニング連続のピンチをしのぎ、ドローに持ち込んだ。

 試合は2-2のまま延長戦へ突入。十回のピンチは畠がしのいだが、十一回から登板した岩崎が先頭の筒香を四球で歩かせた。そして犠打を試みた山本が捕手・坂本と接触。これが走塁妨害と判定され、無死一、二塁とピンチを広げた。

 その後、犠打で送られ、1死二、三塁とされると代打・オースティンを敬遠。満塁となり、代打・ビシエドを3球三振、続く代打・加藤も空振り三振に仕留めてサヨナラのピンチを脱した。

 延長十二回も2死一、二塁と一打サヨナラの場面を新人の伊原がしのぎきった。

 ゲームは互いに譲らぬ展開になった。二回、DeNAが筒香の左翼超えソロで先制。1点のリードを許したが五回、1死から坂本が右翼線二塁打を放つ。近本も右前打で続き1死一、三塁。中野は浅い左飛に倒れるも、前川が左前に同点打を放った。

 「皆さんが繋いでくれたチャンスだったので、思い切ってファーストストライクから仕掛けていく気持ちで打席に立ちました」。それでも続く五回、2死二塁から桑原に右前適時打を浴びる。ネルソンは5回を投げ、5安打2失点で降板。勝敗こそ付かなかったがCS、日本シリーズと短期決戦での登板に抜けて、着々と準備を進めている。

 再び勝ち越された形の阪神だが、続く六回だ。大山が左翼席へ弾丸ライナーの一発を運んだ。今季の横浜スタジアムは、試合前の時点で打率・371と好相性。得意の球場で豪快な一撃を放ち、ケイの防御率は1・77へ悪化した。試合前時点でトップの才木と2位・ケイの差は0・16だった。順調に左腕が数字を下げていた中、2人の価値ある一打で才木のタイトル争いもアシストした。

 大山はこれでプロ通算149号とし、節目の150号まであと1本とした。

 また、七回には及川が登板した。林を空振り三振に斬ると、続く代打・松尾の登場で藤川監督は継投を決断。左腕は17試合連続ホールドのNPBタイ記録を達成した。藤川球児監督の現役時代の記録に並んだ。

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