阪神・ヘルナンデスが来日初本塁打「ずっと支えてくれた家族に感謝を伝えたい」 佐藤輝の代役出場で貴重な追加点

 「広島2-7阪神」(18日、マツダスタジアム)

 敵地にモーチョコールを響かせた。コンディション不良の影響で欠場した佐藤輝の代役として「6番・三塁」でスタメン出場した阪神・ヘルナンデスが来日初となる1号ソロ。貴重な追加点をもぎとった。

 1点リードの六回先頭。中崎の初球の直球を振り抜いた。左翼スタンド上段へ飛び込んだのは92打席目にしてようやく出た一発。本塁に到達すると、最高の笑顔が輝いた。「いい1日になったよ。もちろん2軍でもずっとコーチが付き添ってくれて、練習をたくさんしてくれたおかげ」と感謝の言葉があふれた。

 チームは7日にリーグ優勝の歓喜に浸ったが、ヘルナンデスはここまで本塁打0。外国人野手に本塁打がないままでのリーグ優勝となれば、1986年の広島以来39年ぶり。この試合を含めて残り10試合となり、現実味を帯びてきていた中で、ヘルナンデスが不名誉な記録を見事に打ち砕いた。

 「野球なので結果が出ない時もある。どうやって過ごしていくかの方が大事だと思うよ。それをずっと続けてきたおかげだよ」。異国の地で見せた勤勉な姿勢。継続の力がようやく実を結んだ。

 初めてのヒーローインタビュー。「アリガトウゴザイマス」や「サイコー。ガンバリマス」と日本語を披露し、ここでも勤勉な姿勢を見せた。「ずっと支えてくれた家族に感謝を伝えたいよ」。ポストシーズンのメンバー争いも苛烈。モーチョの逆襲がここから始まる。

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