阪神・近本 2戦ぶりマルチ&29盗塁目で最多安打&盗塁王トップWキープ 「大きかった」四回に石田裕から両軍通じ初安打
「阪神2-0DeNA」(11日、甲子園球場)
嫌な流れを断ち切ったのは、阪神・近本光司外野手のバットだった。0-0の四回。パーフェクトに抑えられていた石田裕から左前打を放った。この試合、両チーム通じて初めてのHランプをともし、「かなり大きかったと思います」と、うなずいた。
初回無死は3球三振に抑えられていたが、気持ちは切り替えていた。「コントロールも良かったし、いいところに投げられていたんですけど、自分のスイングを崩さずに、しっかり振っていこうというのはありました」。きっちり頭を整理して打席に入り、結果につなげた。
続く中野の場面では、リーグトップ29個目の盗塁となる二盗に成功。チャンスを広げると、1死二塁で森下の先制2ランが飛び出した。「その後の得点につながって良かったです」。均衡を破るきっかけとなり、納得の表情を浮かべた。
3年ぶり4度目のシーズン30盗塁まであと「1」。さらには通算200盗塁まであと「3」とした。ただ、「別にそこ(への意識)はあんまりないですかね」。数字にはとらわれず、常にチームのために前の塁を狙っていく。
八回2死は左腕の坂本から右前打を放ち、2試合ぶりのマルチ安打をマーク。これでこの日3安打を放った広島・小園と並んで、リーグトップの146安打となった。
盗塁王と最多安打のタイトルもかかるレギュラーシーズンも残すところ14試合となった。虎のリードオフマンは一本、一盗塁と数字を積み重ねながら、チームをけん引していく。
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