阪神・ネルソン 来日初先発3回1安打0封 三回の満塁ピンチ「中継ぎの気持ちで0に抑えたよ」
「中日5-7阪神」(4日、バンテリンドーム)
チームの窮地を救ったのは阪神のニック・ネルソン投手、まさに助っ人の活躍で勝利を呼んだ。ローテの谷間に巡った来日初先発。ブルペンデーで3回を投げて、1安打無失点と試合を作った。魔球・ナックルも使いながらの52球。「0点で抑えることができた」と静かに余韻に浸った。
初回、2死から上林と対戦。2ストライクと追い込み3球目、外角低めに揺れるボールが落ちた。捕手・梅野のミットもはじいた魔球。打者も驚き、首をかしげた。要所で計3球。「複数イニングなら投げる機会も増えるからね」と多彩な球種で幻惑した。
だが、三回だ。先頭死球と安打で一、二塁とし、1死を挟んで暴投と四球で満塁。一打同点のピンチではリリーフの経験が生きた。「ここは中継ぎの気持ちで0に抑えたよ」と田中、上林をチェンジアップで封じた。勝ち星こそ付かないが、勝利には欠かせぬ好投だった。
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