【福原忍氏の眼】投手陣の粘りが見えた引き分け 失点よりも気になる岩崎の内容
「ヤクルト2-2阪神」(23日、神宮球場)
阪神が引き分け、優勝マジックを1つ減らし「18」とした。初回に森下の5試合ぶりの一発で先制。先発の伊藤将は6回1失点と踏ん張ったが、1点リードの九回に岩崎が同点に追いつかれた。デイリースポーツ評論家の福原忍氏は投手陣の粘りを評価した一方で、岩崎の投球内容を気掛かりとした。
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阪神としては追い付かれた展開だったとはいえ、悲観するような結果ではないと思います。投手陣もよく粘りましたし、今後に向けた収穫もありました。まず先発の伊藤将投手は、二回に一発こそ浴びましたが、丁寧に低めに投げる投球ができていましたし、次回以降も期待できる内容だったと思います。
中継ぎ陣に関しては、延長戦になったこともあって、登板機会の少ない岡留投手が投げられたことや、八回2死一塁で桐敷投手に代わって登板したハートウィグ投手も良かったですね。一走に三塁まで進まれながらも、きっちりと無失点で抑えましたし、今後も大事な場面でのワンポイントを任せられるでしょう。継投のタイミングも良かったと思います。
そういった中で少し心配なのが、岩崎投手です。九回に同点までで止めて、サヨナラを許さなかった粘りは良かったですが、狙ったところにボールが投げられていなかったですね。原因が疲労によるものなのかは分からないですが、打たれて失点したことよりも、その内容が気になりました。
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