阪神快勝でM35 今季初4本塁打でヤクルトに連勝 佐藤輝はキング独走27号、才木9勝目
「ヤクルト1-5阪神」(2日、神宮球場)
首位の阪神がヤクルトに連勝し、貯金を今季最多の23とした。前夜、再点灯させた優勝に向けたマジックナンバーは、対象のDeNAが巨人に勝利したため1つ減らして35。4本塁打で効果的に得点を重ねると投げては、先発・才木が9勝目(5敗)を手にした。
試合は序盤から阪神ペースだった。二回、小幡がヤクルト先発・吉村の直球を完璧にとらえると、打球はバックスクリーン左に到達。両腕でガッツポーズを決めながらホームを踏んだ。7月21日の巨人戦(東京ドーム)以来となる今季4号ソロ。さらに2死からは高寺が2号ソロで続いた。
若虎で主導権を握ると四回だ。先頭で打席に立った4番・佐藤輝が、2球で追い込まれた後にファウルで粘ってフルカウントまで持ち込むと、10球目の直球にバットを一閃(いっせん)。美しい放物線を描いた打球は左翼スタンドへと飛び込んだ。7月26日・DeNA戦(甲子園)以来、6試合ぶりのアーチでキャリアハイを更新。「フルカウントだったので、粘り強く、しっかり打ち返せました。ホームランになってくれて良かったです」とコメントした。
さらに、1死から小幡が中堅左へ2打席連発の5号ソロを放った。7月21日・巨人戦に続き、プロ2度目の2打席連発。四回まで4安打が全てソロという珍しい展開に、阪神ファンはお祭り騒ぎとなった。八回には森下の三塁打から、大山の右前適時打で追加点。
一方、先発の才木は序盤、毎回のように走者を背負いながらも粘りの投球。だが六回、先頭の岩田にストレートの四球を与えると、続く赤羽に2球連続ボールとなったところで治療のためにベンチへ戻った。なんとか続投し、2死三塁のピンチで村上を空振り三振に斬った。6回2安打1失点で降板。七回以降は継投でリードを守り抜いた。
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