フレッシュ球宴 阪神・工藤が161キロ!1回3K自己最速更新 衝撃の“マッスルストレート”

 8回に登板した工藤(撮影・西田忠信)
 筋肉を披露する工藤(左)と嶋村
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 「レクザムフレッシュオールスターゲーム2025、全ウエスタン1-3全イースタン」(20日、レクザムボールパーク丸亀)

 阪神の育成ドラフト1位・工藤泰成投手(23)=四国ILp徳島=がウエスタン選抜の8番手で登板し、自己最速を更新する161キロをマークし、1回を1安打3奪三振無失点に抑えた。先発した阪神のドラフト2位・今朝丸裕喜投手(19)は1回2失点だった。試合はイースタン選抜が3-1で競り勝ち、先制2ランを放ったオイシックス・知念大成外野手(25)がMVPに輝いた。通算成績はイースタン選抜の24勝30敗6分け。

 丸亀に集った野球ファンに“マッスルストレート”で衝撃を与えた。工藤が自己最速を更新する161キロをマーク。1回を投げ、3奪三振無失点の快投。「気持ち的な面でいつもと違った感覚で投げました」と手応えをにじませた。

 八回から登板し、先頭の明瀬(日本ハム)に160キロを計測。これまでの自己最速を1キロ更新し、空振り三振に仕留めた。その後は死球と安打で1死一、三塁とピンチを招いた。ここでモンテル(西武)を迎え、6球目。161キロで空振り三振に仕留めた。再び自己最速を更新し、球場のボルテージは最高潮に達した。続く西村(ヤクルト)も空振り三振。160キロ以上を5回計測するなどルーキー離れした投球を見せた。

 最速更新には理由があった。プロ入り後、体重が80キロから83キロにアップ。筋肉量も約2キロ増量し、ユニホームはパンパン。「バランスが良い食事がとれている。夏でも体重を減らさずにいられる」。プロ入り前から話題となっていた肉体はいまだ進化中だ。

 これまでの最速は159キロ。パワーを持ち味とする工藤にとっては大台は一つの壁だった。「いずれは出せたらいいなと思っていました。(今年は)平均球速も上がっていますし、直球で押せている」と手応えをにじませた。“160キロの壁”を越え、次は1軍の壁も越えてみせる。

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