阪神・掛布OB会長 確信歩きの佐藤輝に「あってはならない」「走りなさい!」監督、コーチが「怒ったのか」を気にする
阪神の掛布雅之OB会長が16日、MBS「よんチャンTV」に生出演。15日の楽天戦(楽天モバイルパーク宮城)で、延長十一回に右中間に特大飛球を放った後に、確信歩きで全力疾走を怠り、シングルヒットどまりとなった阪神の4番・佐藤輝明内野手に喝を入れた。
掛布氏は「自分の感覚でいった(ホームラン)感覚とかは僕も何回もあります」とした上で、「ただ、甲子園の浜風だとか、楽天の球場の右中間の広さだとか、風だとか、いろいろ考えれば、走らなきゃダメ!絶対走らなきゃダメ。バット持ってる場合じゃない」と指摘。
確信歩きについては「あれも分かるんですが、最深部ですから、右中間の一番深い所に打球飛んでるんですから、ホームランになればなったでいいので、一塁ベースまでは全力疾走せずとも普通に走ればいい、7割ぐらいの力で。そうすればこういうプレーは起きない」と話した。
自身も阪神の不動の4番を務めた経験から「4番として、とんでもないホームランを打った時には4番の強さを見せなきゃいけない。佐藤の気持ちは分かるけど、走りなさい!」と愛ゆえのダメ出し。
さらに気になる点として、「この(プレーの)あと、ベンチの中で、佐藤に怒れるコーチがいたか、藤川球児監督がベンチの中で大声で怒ったか。これすごくポイントなんですよ。あってはならないプレーをやってしまったわけですから。そこでコーチが選手の前で佐藤を怒れれば佐藤の野球は変わると思います」と語った。
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