阪神・岡田彰布顧問「論外」確信歩きの佐藤輝に苦言「打ったら走る。当たり前のことやんか」二塁進めずフェン直単打

 「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)

 阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が15日、東日本放送の「khbスーパーベースボール 楽天×阪神」で解説を務め、泥沼の今季ワースト6連敗を喫したチームに苦言を呈した。特に延長十一回、中堅後方に特大飛球を放った後に、確信歩きで全力疾走を怠った佐藤輝明内野手(26)の走塁を「論外」と厳しく指摘。原点回帰するように基本の徹底を求め、繰り返し同じフレーズを言葉にした。「打ったら走る。当たり前のことやんか」-。

 4時間24分に及んだ敗戦後、岡田顧問は寂しそうにつぶやいた。テレビ解説を終え、かすれ声には怒気がこもる。「しゃべることないわ、そんなん」。あまりに衝撃のサヨナラ負けに、泥沼6連敗を象徴するプレーが見えた。苦言を呈したのは結果ではなく戦う姿勢。吐き捨てるように言った。

 「当たり前のことやんか。論外やろ」-。

 問題のシーンは延長十一回だ。先頭で打席に立った佐藤輝が、中堅後方に本塁打性の打球を放つ。打った本人はスタンドインを確信。ゆっくりと歩き出したが、打球はあと一伸びせずフェンス直撃。慌てて走りだしたが二塁に進めなかった。

 放送中の解説でも「慢心」と厳しく指摘。「これは大きいよ。セカンドに行くのと(行かないのでは)」と落胆した通りに、大山が左前打で続いて無死一、二塁としたが、後続が倒れ絶好の得点機を逃した。佐藤輝も一塁ベース上で膝に手をついたように勝敗を分けたボーンヘッド。その上で岡田顧問は、チームとしての姿勢を疑問視した。

 「打ったらバットを放って一塁走る。見てみ、走ってないのが何人おったか。ちっちゃい時からやって、お前。バットは放って走るんやで、一塁。そういうことやんか」

 全力疾走を怠る選手の姿が歯がゆい。監督時代と同様に求めたのは基本の徹底。テレビ解説では「楽天の方が謙虚に野球をやっている」と表現し、五回の攻防にもチームの窮状が見え隠れしていると分析した。1点を追うこの回、無死一塁でベンチは強攻策。打撃好調の坂本だったが、二飛に倒れた。続く小幡が左前打を放ったが、あと一本が出ず無得点に終わる。

 直後、楽天は1死一塁から太田が犠打を決め、続く村林の左翼越え二塁打で2点目を奪った。岡田顧問は「連敗しているチームが奇襲って、うまくいかない。逆なんですよね。結局は」と解説。「(坂本は)長い目で見たらバントですよ。1点ずつの積み重ねで勝利していく。それをずっと継続できるチームが強いと思いますね」と指摘した。

 延長十二回を戦いながら9安打で2得点。「チグハグになっている」とした10残塁の攻撃にボヤきが止まらない。試合後、繰り返した「当たり前のことやんか」-のフレーズ。原点回帰、凡事徹底こそ苦境を打破する策だと強調する。ただ、3年ぶりとなる2カード連続3タテを食らっての6連敗でも、2位のDeNAに2・5差をつけ首位を走るチーム。ミス続出の敗戦を糧に、本拠地で再スタートを切りたい。

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