阪神 佐藤輝 本塁打確信もフェンス直撃打でまさかのシングルヒット 藤川監督ぶ然 サヨナラ負けにつながる
「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)
同点の延長十一回、先頭の佐藤輝が中堅後方への大飛球を放った。本塁打を確信した佐藤輝は走り出さず、打球の行方を眺めていたが、惜しくもフェンスオーバーとはならず、中堅フェンスを直撃した。楽天・辰己がクッションボールを処理して素早く二塁に送球したが、走っていなかった佐藤輝は一塁を回ったところで、まさかのシングルヒット。腕組みをした一塁ベンチの藤川監督はぶ然とした表情を浮かべていた。
大山が左前打で続いた無死一、二塁で、送りバントの構えをしていた高寺は3球連続でボール球を見極めたが、その後の2球連続ストライクを見送って犠打を決められず。フルカウントとなってバスターを試みたが浅い左飛となって走者を進められず。代打・糸原が中飛、梅野は右翼への鋭いライナーを放ったが、惜しくも安打とはならずに勝ち越し点を奪えず、2試合連続のサヨナラ負けへとつながった。
藤川監督は佐藤輝の走塁について「チームを預かる立場としては、明後日からそういうものがないような姿でチームとして臨むと。そこは自分の責任として、しっかり火曜日からやらなければなと思っています」と佐藤輝を糾弾することはなく、自らへの戒めとした。
二回の右中間フェンス直撃の二塁打を含めて4試合ぶりのマルチ安打を放った佐藤輝だが、連敗を止められず「明日しっかり休んで頑張っていきたいと思います」と神妙な面持ちで話した。
野球スコア速報
関連ニュース
