阪神・佐藤輝 3年ぶり右翼でもマルチ バウアー撃ちフェン直二塁打 祖父母観戦「いいところ見せられた」
「阪神1-0DeNA」(27日、倉敷マスカットスタジアム)
守備位置が変われど快音が鳴りやむことはない。2022年10月2日・ヤクルト戦以来、3年ぶりに右翼で先発した阪神・佐藤輝がマルチ安打と躍動した。
二回先頭で相手先発・バウアーの外角直球を捉えて左翼フェンス直撃の二塁打をマーク。逆方向への打球で魅せた圧巻のパワーに倉敷の虎党は酔いしれた。九回1死では外角の変化球に泳ぎながらも右腕をグンッと伸ばして捉え、右前打を記録。技ありの一打が好調っぷりを物語った。
25日・中日戦(バンテリン)ではプロ5年目で初の左翼で先発。2試合連続で外野起用となり、主戦場の三塁はヘルナンデスに任せる形となっている。ただ、打撃への影響は一切なし。同戦ではいきなり3安打猛打賞をマークし、この日も快音を重ねた。「ライトの方が慣れているので、とはいえ久しぶりなので」。左翼より経験があるとはいえ不慣れなポジションであることには変わりない。守備の不安を打撃に持ち込まず、主砲の責務背負う精神力に佐藤輝の進化が現れている。
この日は祖父母も現地で観戦し、「いいところを見せられたので良かったです」と満足げに帰路についた。「しっかり準備していきたいと思います」。ポジション変更にも動じる気配は一切なし。任された場所で仕事を果たし、自慢のバットでチームをけん引していく。
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