【糸井嘉男氏の眼】阪神・糸原 代打で打率・261すごい数字 まさに「準備のスペシャリスト」 「代打の神様」と呼んでもいい
「阪神1-0DeNA」(27日、倉敷マスカットスタジアム)
阪神が今季初のサヨナラ勝ちで延長戦を制し、首位を堅持した。0-0で迎えた延長十一回。代打・糸原、近本の連打と中野への申告敬遠で無死満塁とすると、森下が決勝の押し出し四球を選んだ。6番手の岩貞が2勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏は糸原について「代打の神様」「準備のスペシャリスト」と絶賛した。
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糸原選手が大仕事をしましたね!「代打の神様」と呼んでもいいんじゃないでしょうか。延長十一回の先頭で山崎投手の落ちる変化球を見事に捉えて、サヨナラ勝ちを呼び込みました。
近年はリリーフ投手の球速がどんどん速くなっていることもあって、代打で結果を出すというのは本当に至難の業です。いつ出番が来るか分からない状況の中で準備もしなければいけません。代打で打率・261というのはすごい数字で、まさに「準備のスペシャリスト」ですね!
打線はバウアー投手に8回で12三振を喫しました。さすがサイ・ヤング賞投手で全ての球種が一級品でした。特にあのナックルカーブは誰も打てないでしょう。攻略するために狙い球を絞ると言いますが、この日はどの球種もほぼパーフェクトで絞りようもなかったと思います。選手も死力を尽くしたはず。それでも相手が上回ることが、この世界にはあります。
それでも勝ちを拾えたのはすごく大きなこと。素晴らしい試合で、岡山のファンにとっても最高の思い出になったのではないでしょうか。
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