阪神 大山悠輔が同点の2点二塁打!フェンスに当たってカリステが捕球の「マートン打球」白井塁審が好ジャッジ 12年前は和田監督が退場処分に

 「中日-阪神」(24日、バンテリンドーム)

 阪神の大山悠輔内野手が六回に左翼フェンス直撃の2点二塁打を放った。中日・井上監督がリクエストするも判定は覆らなかった。

 1-3の六回、2死一、三塁の好機。大山の振り抜いた打球は左翼後方への大飛球。これを左翼のカリステがダイレクト捕球したように見えたが、三塁・白井塁審の手は横に広がった。フェンスに当たったボールをキャッチしたとジャッジ。一走の森下も緩めることなく本塁に生還し、同点。井上監督がリクエストを要請したが、カメラでフェンスに打球が当たった瞬間を捉えており、判定は覆られなかった。

 阪神ファンにとっては苦い記憶があるシーン。2013年8月23日に当時ナゴヤドームで行われたゲーム。三回の好機でマートンが右翼頭上へ痛烈な打球を放ち、フェンスに跳ね返って平田のグラブに収まった。

 しかし名幸一塁塁審の判定はアウト。リプレー映像では明らかにフェンスに当たっていたが、当時はビデオ判定もリクエスト制度もなかった。当時、チームを率いた和田監督は抗議をするも遅延行為で退場処分に。黒田ヘッドは選手全員をベンチに引き揚げさせるなど、ものものしい雰囲気となったゲームだった。

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