毎日放送の「よんチャンＴＶ」で２０日、この日のナイター「阪神－巨人」戦の解説を務める阪神ＯＢの掛布雅之氏（７０）と岡田彰布球団オーナー付顧問（６７）が試合の注目ポイントなどを語った。かつて阪神最強時代にクリーンアップを務めた二人のＷ解説は、同番組によると初となる。

　阪神の７勝２敗で迎える今季１０度目の伝統の一戦のポイントを「今年未勝利の戸郷の立ち上がり」と挙げた両氏。岡田氏は「先頭の近本の結果によってはいきなり試合が動く」と予想した。

　さらに岡田氏が「（阪神先発の）才木はおそらく七回ぐらいまでは最少失点でいくはず」と期待。そこで掛布氏が「きょうもこの解説席の前に外国人の方がいっぱいる。あれ、メジャーのスカウトの方たちじゃないの？それぐらい才木もメジャーで注目されてる、ってことでしょ？力まないように。そこ（スカウトの場所を）見るなよ」と３月１６日のプレシーズンマッチでドジャースを相手に快投した右腕、才木浩人投手（２６）に注文をつけて笑わせた。

　中継のアナウンサーは「ざっと１０人以上のスカウトの方たちが、バックネットのキャッチャーの裏に」と説明した。

　ドジャースのロバーツ監督は対戦した才木について「球速も力強かった。メジャーリーグレベルだった」と評価していた。