阪神 湯浅京己が544日ぶりの1軍登板!難病乗り越え最速150キロ、1回無失点 スタンドで涙するファンも

 「中日4-1阪神」(29日、バンテリンドーム)

 阪神の湯浅京己投手が1軍では544日ぶりの登板を果たした。七回からマウンドに上がった。

 1軍では23年11月2日の日本シリーズ第5戦・オリックス戦(甲子園)以来のマウンド。名前がコールされると、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 湯浅は国指定の難病「黄色靱帯骨化症」を患って、昨夏に手術を受けていた。そこからリハビリを続け、昨年末にはブルペン投球ができるまでに回復。今年は春季キャンプ中に実戦復帰し、2軍でも結果を残してきた。

 24日に1軍昇格を果たし、ここまで登板はなかった。3点ビハインドの七回からマウンドへ。先頭の木下拓に中前打を浴び、代打の山本は犠打で1死二塁。ピンチを招いたが、岡林は三邪飛。最後は板山を遊ゴロでガッツポーズを見せた。最速150キロをマークし、スタンドでは涙するファンもいた。

 試合後には「緊張しました」と一言。「何も覚えてないです。必死というか緊張していたので。意外と力は抜けていたんですけど、緊張していて何も覚えてないです」とコメントした。

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