阪神・湯浅 黄色靱帯骨化症から1軍復帰 藤川監督「支配下にいる1人の選手として昇格しています」

 「DeNA2-4阪神」(24日、横浜スタジアム)

 国指定の難病「黄色靱帯骨化症」からの復活を目指して昨夏に手術を受けた、阪神・湯浅京己投手(25)が24日、出場選手登録された。同日のDeNA戦(横浜)に臨んだチームに合流し「感覚的にも良くなっている。少しでもチームの力になれるように」と意気込んだ。

 春季キャンプ中に実戦復帰した後、2軍で9試合に登板。防御率2.00と復調を示し、1軍昇格をつかんだ。レギュラーシーズンでは2023年6月15日・オリックス戦(甲子園)以来となる登板機会は訪れなかったが、チームにとって明るい材料となった。

 「思うようにいかないこともありましたけど、たくさんの方に支えてもらってここまで来られた。恩返しできるように」と周囲に感謝。藤川監督は「支配下にいる1人の選手として昇格しています」と戦力として期待を寄せた。困難を乗り越えた22年の最優秀中継ぎ右腕が、さらなる推進力となる。

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