阪神・小幡 絶妙セーフティー&二盗 価値ある3点目演出「うまくスタートを切れました」近本打で一気に生還
「DeNA2-4阪神」(22日、横浜スタジアム)
ダイヤモンドを駆け回り、相手を惑わした。阪神・小幡が足を使った攻撃で貴重な追加点を呼んだ。2-0の五回先頭で、いきなり積極的に仕掛けた。
「先頭でしたし、なんとか(塁に)出たいなという思いはありました」
バウアーの2球目、直球を三塁線際に転がした。三塁・宮崎が素手で捕球し一塁に送球したが、快足を飛ばしてセーフ。「ピッチャーも外国人で(ゴロ処理が)あんまり得意ではないかなと思ってやった中だったので、うまく決まって良かった」。絶妙なセーフティーバントを決め、攻撃の足掛かりを作ったが、見せ場はここからだった。
続く才木が送りバントを試みるも失敗。1死一塁となっても小幡は落ち着いて次の塁を狙っていた。続く近本の初球でスタート。捕手・山本からの二塁への送球はバウンドし、今季2個目の盗塁を決めた。「思い切って行った結果がよかった」とうなずいた。
まだ仕事は終わらない。1死二塁から近本が詰まりながらも左翼前方へ打ち上げた。左翼・佐野がフェイクで捕球の姿勢を見せたが、小幡は「少し深めに感じていたので、うまくスタートを切れました」と好判断で一気にホームに生還。相手に流れを渡さない、隙のない攻撃で3点目を生み出し、「得点にもつながりましたし、すごく良かった」と笑顔を見せた。
19日の広島戦(甲子園)では木浪が3失策と乱れ、20日の同戦は小幡がスタメン出場。その試合では適時打を放った。2試合連続のスタメンとなったこの日は得意の足で勝利に貢献した。走攻守で存在感を見せ、チームの力となっていく。
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