阪神・デュプランティエ 不完全燃焼 三回2死まで無失点の好投も降雨ノーゲーム 来日初勝利はお預け

 「阪神(降雨ノーゲーム)ヤクルト」(10日、甲子園球場)

 再開のアナウンス直後、またも雨脚が強まり、投球練習を行っていた阪神・デュプランティエは恨めしそうに天を仰いだ。無情の雨でまたも来日初勝利はお預け。試合後は「何の話ですか、今日は試合はなかったですよ(笑)」と冗談めかしながら「やっぱり投げたかった」と悔しさをにじませた。それでも三回2死まで無失点の投球に収穫はあった。

 初回先頭からボールが先行し、西川に四球を献上。後続は断ったが、二回先頭の茂木にも四球を与えた。終始雨が降り続く難しい状況だったが、制球が定まらなかった要因には「自分自身ですね。雨は関係ないかな。最初は調子に乗れなかった」と右腕。「ゾーンにしっかり投げられた時はいい結果が伴っているので、次の登板に向けてコントロールは常に意識して過ごしたい」と次回への糧とした。

 公式戦では初めての甲子園登板で、ファンの熱量は存分に感じた。「長い中断があっても帰らずに残ってくれた。その間も声援も送ってもらえて、本当に最高でした。その雰囲気の中、少しでしたけど投げられたので、いい経験ができました」。不完全燃焼のマウンドとなったが、次こそ記念の1勝を手にする。

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