阪神・藤川監督 初DH解除で“球児野球”の一端 劣勢の展開で原口&梅野と連続代打で圧力

 8回の攻撃を終え、選手交代を告げに行く藤川監督。左は大山(撮影・中田匡峻)
 5回攻撃前、選手交代を告げる藤川監督(撮影・北村雅宏)
 2回、スリーバントを試みるも失敗してベンチに戻る富田(50)とベンチの藤川監督(撮影・北村雅宏)
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 「オープン戦、阪神3-3オリックス」(22日、京セラドーム大阪)

 阪神・藤川球児監督(44)は就任後初めてDHを解除して試合に臨んだ。「(先発)富田が(ファームで)打席がなかったので」と理由を明かした中、“球児野球”の一端を垣間見せた。

 1点を追う七回だ。先頭・前川が四球で出塁すると代走・植田を送る。続く木浪は痛恨のバント失敗。すると、代打・原口、代打・梅野と積極果敢にカードを切った。いずれも打ち取られ得点には結びつかなかったが、劣勢の展開で相手にプレッシャーを与え続けた。

 継投も本番仕様になってきた。3-3の九回1死二塁で4安打の中川を申告敬遠。2死後、石井を連投で火消しに起用し、ピンチを脱出した。

 直後、九回の攻撃でも糸原、小幡と代打攻勢を仕掛け、最後まで勝利への執念を燃やし続けた。

 23日のオリックス戦も、先発予定の門別が9番に入る形で臨む。オープン戦最終戦。コンディションに配慮しつつ、万全の準備を整える。

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